フィリピンの行政官が使用済み自動車のリサイクル及び適正処理の現場を視察しました!

2024.02.02

1月24日(水)、フィリピン運輸省及び天然資源省の行政官8名を含む10名が、栃木県小山市の株式会社ツルオカの事業所を訪問しました。

現在、同社はJICA中小企業・SDGsビジネス支援事業として、フィリピンにおいて「RECYINTパイロットモデル起点の戦略的マルチステークホルダー・プロセスによる事業化実証」を実施中であり、今回のフィリピン関係者の招へいも同事業の枠組みで実施されたものです。

今回、関係者は、1月22日から26日までの本邦滞在期間中に、自動車リサイクルに関係する公的機関や企業を訪問し、我が国における自動車リサイクルの制度や使用済み自動車(ELV)の解体・リサイクル技術等について説明を受けるとともに、現場視察を行いました。

(株)ツルオカの小山事業所訪問の際、参加者は同社の精緻解体技術を活用したELVリサイクルシステムについて説明を受けるとともに、自動車リサイクル法に基づく、ELVの引取・フロン回収・解体等の実際の工程を見学することにより、ELVリサイクルのバリューチェーンに対する理解を深めました。

見学終了後の意見交換では、参加者より「百聞は一見に如かずと言うが、今回の視察でELVのリサイクルシステムについての理解が大いに深まった」、「フィリピンにおいて、早期にパイロットプラント建設に着手したい」といった意見が示されました。

今回の招へいプログラムを通じて、フィリピンにおいて課題となっているELVの不適正処理による有害物質の健康・環境への影響緩和の必要性に対する理解が深まり、同国でのELVリサイクル・有害物質適正処理のモデル確立に向けた取組が進むことが期待されます。

(株)ツルオカのリサイクルシステムの説明

使用済み自動車のフロン適正処理の現場見学

参加者による集合写真

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