JICA 筑波 高校生国際協力実体験プログラム成果発表会(栃木県)を開催しました
2024.07.02
2024年5月25日(土)に、宇都宮大学峰キャンパスにてJICA筑波高校生国際協力実体験プログラム成果発表会を開催しました!
本プログラムは、高校生を対象に開発途上国のおかれている現状や日本の国際協力について理解を深めるねらいで実施しました。開発教育の3つのステージである「知る」、「考える」、「行動する」を高校生に体験してもらい、次のような目標に到達できるプログラムを提供しています。
・開発途上国をはじめとする様々な国や国際協力の現状、地域における身近な課題、SDGsについて知り、理解を深める。
・参加者自身が国際協力にどう関わるか、SDGsのゴール達成に向けて自分たちにできること、どう行動につなげるかを考える。
・SDGsのゴール達成に向けて行動計画を作成し、実践する。
当日の発表会は3つ目の最終目的である「SDGsのゴール達成に向けて行動計画を作成し、実践する」ことに焦点を当て、栃木県の6つの高校の生徒の皆さんが半年間の成果を発表しました。
高校生の皆さんからは、「お年寄りの方々に向けて、スマホを活用した交流会を行ったので、さらなる展望を考えていこう」
「世界の貧困と医療の問題に、日本のラジオ体操の普及から貢献できないだろうか」
「森林破壊問題の解決に向けて森林認証マークがついた製品を購入しよう」
「宇都宮市のオリオン通りの活性化のために提言書を作成したが、あなたは自分のまちをより良くするために何が必要だと思うか」
「国際交流やイベントの手伝い、募金活動を通じて10個のSDGsゴール達成に貢献した」
「家庭科の調理実習で生ゴミをコンポスト化しよう」
といった取り組みの共有や今後に向けた提言をいただきました。
各校が設定したSDGsのゴールに対し、洞察力のある考察や、革新性溢れた様々なアイディアを聞くことができ、すでにアクションを実施している学校も、これから新しい取り組みを推進していく学校も、今後のさらなる活躍が期待できることを実感しました。
発表後はJICA研修員・宇都宮大学生と共に、JICA研修員の出身国の様子や、今後学びたいことについて意見交換を楽しみました。
さらに、宇都宮市出身若手JICA職員による講演では、「JICAに入構するまでとこれから」と題して、国際協力でのキャリアを選んだ理由や高校生・大学生で取り組んだことを話してもらいました。
最後になりますが、本プログラムに参加いただいた高校生の皆様、ご支援いただいた先生の皆様ありがとうございました。
今後ともJICAが実施する開発教育支援事業にご参加ください
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