!සුභ පැතුම්!スリランカの方々、支える方々80名が集合!シンハラ語単語帳発行記念交流会
2024.12.25
「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」により、JICA基金事業を通じて『中学教科単語帳』(日本語⇒シンハラ語)が発行されました。これを祝して、12/22(日)に「発行記念交流会」が開催されました。交流会には地域に暮らすスリランカの方々はじめ80名が集まり、同単語帳がプレゼントされました。
当初、この単語帳の発行は来年春ごろを予定していたのですが、予定を大幅に前倒しして発行できたのは、特に翻訳協力をしてくださったウダーニさん、アイェーシャーさんのお二人のおかげです。二人とも『これは日本に暮らすスリランカの子どもたちの力になる』と事業に強く賛同し、急ピッチで翻訳をすすめてくださりました。
今回翻訳作業をになってくださったウダーニさん(写真左)、アイェーシャーさん(写真右)
お二人とも中学校を日本で過ごし学ばれたわけではありません。
また、ご自身が中学生だったのも10年以上昔のこと。そこで現在のスリランカの教科書にはどのような用語で掲載されているのか現地の教育関係者に確認しながら、この単語帳を手にした子どもたちの学習の一助になるよう配慮して、この単語帳は作成されました。
単語帳には、日本の数学、英語、理科、地理の教科書に頻出する用語が掲載されていますが、特に翻訳が難しかったのは「地理」だったとのこと。なぜならスリランカと日本では自然環境・文化習慣の前提が異なるため、ぴったりの訳語がない用語がいくつかあったようです。例えば日本にあってスリランカにはない「四季」等…。そのような用語は、簡単に内容を説明する文書にする等して、単に単語を意味で合致させるのではなく、その単語の背景も理解できるように工夫したそうです。
このほか、日本語を学ぶスリランカの方々から「何故日本語を学ぶのか」、「学び始めて自身にどのような変化があったのか」等、日本語で力強いスピーチが発表されました。スピーカーの一人アベイソリヤさんは「今日お越しになった皆さんに是非食べていただきたい」と手作りの美味しいコキスを準備くださり、あたたかなジンジャーティーと共にふるまわれました。「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」メンバーによる歌や演奏、参加者全員での『前を向いて歩こう』の合唱もあり、あたたかな会がとりもたれました。
シンハラ語単語帳について、送付を希望する方は次の連絡先まで必要事項をお送りください。
ネパール語単語帳も若干残部がありますので、活用を希望する方は同連絡先までご連絡願います。郵送の場合、送料の負担はお願いしています。この点はご理解とご協力をお願いいたします。
〇連絡先
とちぎに夜間中学をつくり育てる会
代表 田巻 松雄
メールアドレス tamakimmm@yahoo.co.jp
〇必要事項
(1)名前 (2)住所 (3)メールアドレス (4)電話番号(5)欲しい単語帳の言語(シンハラ語orネパール語)
(もしよければ、利用の目的、この単語帳を知ったきっかけ(知人から聞いた、HP、等)もお書き添えください)
参考:ネパール語単語帳は次のサイトよりPDFでご覧いただけます。
シンハラ語単語帳も、ゆくゆく掲載予定です。
https://www.jica.go.jp/domestic/tsukuba/activities/multicultural/index.html
報告者:八星 真里子(JICA筑波 連携推進課)
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