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CRT栃木放送「地球はひとつJ」第121回は栃木市出身でネパールに派遣された大貫文さんの出演です。

2025.04.04

CRT栃木放送「地球はひとつJ」第121回は栃木市出身、ネパールに派遣された大貫文さんが出演しました。

ご家族も協力隊経験者である大貫さんは、2021年9月にも出演されましたが、今回あらためて協力隊の体験談や現在の活動について語っていただきました。

ネパールで行った活動は?
――女性の自立支援を目指した少額融資・マイクロクレジットの手助け、障害者手帳の発行手続きのやり方や小学校での手洗い指導を行いました。

帰国後はどんなことをしているんですか?
――栃木県国際交流協会に勤めた後、宇都宮大学大学院で「ネパールのカースト制度と学校の出席率の関係性」の研究に取り組み、小・中学校で教壇に立ちました。ネパールでの活動を経て、教育の大切さを痛感したことから、教師になろうと思ったのです。しかし、外国人生徒と向き合う中でまだまだ支援が不十分なことを課題に思い、海外経験のある自身が子ども達に何かできないかを考え、外国人技能実習生の受入監理団体の協同組合に転職しました。ここではネパール語担当と、インドネシア・フィリピンの実習生の日本での生活支援に携わってきました。
 また、現在はJICA筑波の国際協力推進員として、栃木県における外国人材受入、多文化共生を推進する業務を担当しています。栃木県との協働で日本の人材不足の中、外国人材をどのように受入れるか、日本側とお互いに住みやすい社会の形成を目指して日々サポートしています。最近出張で8年ぶりにネパールを訪れました。栃木県には現在3,000人近くのネパール人が暮らしており、地域社会にとけ込んでいます。ネパールは人口約3千万人のうち約800万人が外国に居住し、海外送金がGDPを支えている国です。そのような人材送り出しの現場を訪問し、現状を把握できたことは有意義でした。

今後の抱負を教えてください
――推進員という立場から外国人と本格的に関わることができることを嬉しく思っています。今後は県内の企業や学校等に外国人の存在と共存の重要性を知ってもらうための活動を続けていきたいです。

 【番組情報】
・ 番組名:「地球はひとつJ」
・ CRT栃木放送(栃木県内対象のAMラジオ)http://crt-radio.co.jp/
・ 放送時間:毎月第4水曜日午前10時40分~(10分~15分程度)・1年間の予定
・ 聞き逃した方はこちらから↓
ラジコタイムフリー:
https://radiko.jp/#!/ts/CRT/20210331090000
青年海外協力隊とちぎ応援団HP(過去の放送を聴くことができます): https://tochigiouendan.wixsite.com/ouendan/oneearth

過去の放送はこちらから
https://tochigiouendan.wixsite.com/ouendan/oneearth

左から小暮アナウンサー、大貫さん

左から小暮アナウンサー、大貫さん

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