「~海外での新たな可能性をめざして~JICA筑波 中小企業海外展開支援セミナー」を開催しました!
2025.07.25
JICA筑波は、2025年7月18日(金)、水戸市の茨城県産業会館において、常陽銀行、ジェトロ茨城、いばらき中小企業グローバル推進機構との共催により、ひたちなか商工会議所、ひたちなかテクノセンターの協力のもと、ハイブリッド形式で「~海外での新たな可能性をめざして~中小企業海外展開支援セミナー」を開催しました。セミナー当日は、海外展開を目指す民間企業や金融機関、企業支援機関などから約50名の参加がありました。
冒頭、JICA筑波の高橋所長より、「茨城も元気にする国際協力」としてJICA筑波の取り組み紹介を含め、開会挨拶を行いました。次に、JICA筑波連携推進課の萩原専任参事より、企業が海外進出を検討する際に直面する「経験・ノウハウがない」、「事前調査の資金や人材が不足」といった課題に対して、JICAの海外展開支援制度であり民間企業等のビジネスづくりを支援する「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」の制度内容やセミナーに登壇いただいた共催団体の海外展開支援施策一覧表について、海外展開を考える企業向けに各機関支援メニューを分かりやすく説明しました。
次にJICAの中小企業・SDGsビジネス支援事業を活用して、フィリピンで使用済み自動車(ELV)の適正解体技術の移転に向けた活動を行った株式会社ツルオカ(茨城県結城市)執行役員の堤講師より、同社の取組みについて発表いただきました。使用済み自動車の解体やリサイクルに関する法規制のないフィリピンでどのように現地パートナー企業を発掘し獲得したか、またツルオカ社独自の技術「RECYINT(リサイント)」を導入し、高度ELV解体拠点を構築するに至った経緯、活動を行う中で、当初は英語での協議への参加に不安を抱いていた気持ちが、いつしか使命感へ変わっていったことなどをお話いただきました。
共催団体による支援メニューの紹介では、常陽銀行、ジェトロ茨城、いばらき中小企業グローバル推進機構のそれぞれが民間企業の海外展開支援の取り組みを説明しました。
常陽銀行市場国際部副部長兼国際業務室長の水野氏からは、めぶきFGの海外ネットワーク、海外展開(事業拡大、進出、現地法人設立)に関わる支援メニューの紹介をしました。
ジェトロ茨城の野田氏からは、ジェトロの海外展開支援施策としてオンラインでマーケティングや販路開拓が出来るカタログサイト「JAPAN STREET」をはじめ、企業の皆さんに有益な支援情報を紹介しました。
いばらき中小企業グローバル推進機構からは、グローバル展開二課係長の仲原氏が、海外展開推進員(専門家)による支援、海外展示商談会出展支援、ECサイトを活用した販路開拓支援など、『茨城から世界へ』をテーマに、魅力ある各施策を紹介しました。
セミナー終了後のネットワーキングでは、会場にお越し頂いた方や登壇者の間で、意見交換や名刺交換など活発に交流される様子が見られました。多くの参加者を得て、示唆に富む講演・発表により、セミナーは大変充実した内容で実施することができました。関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
JICAの民間連携事業、同事業を活用した海外展開にご関心をお持ちの方は、以下担当者までお気軽にご連絡ください。
JICA民間連携事業(茨城・栃木県担当)
独立行政法人国際協力機構筑波センター(JICA筑波)
連携推進課 民間連携担当 tbictpp@jica.go.jp
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