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【開発教育】 地震学・耐震工学・津波防災コースの研修員が藤代高等学校を訪問しました!

2025.10.28

9月9日(火)、JICA筑波で実施する課題別研修「地震学・耐震工学・津波防災コース」で、防災について学ぶ研修員12名(コスタリカ、エルサルバドル、インドネシア、フィリピン、バングラデシュ、ニカラグア出身)が、茨城県立藤代高等学校を訪問しました。研修員と生徒たちは、お互いの文化を紹介し合い、体験を通して学びを深め、充実した時間を過ごしました。
当日の様子をご紹介します。

【オープニング】

学校に到着し、教室に足を踏み入れると、研修員の出身国の国旗や挨拶が描かれた黒板アートが私たちを温かく迎えてくれました。オープニングセレモニーで校長先生から歓迎の言葉が述べられると、研修員は真剣な眼差しで話を聞いていました。

校長先生の歓迎の言葉を聞く研修員

校長先生の歓迎の言葉を聞く研修員

【自己紹介と交流】

国際教育委員の生徒による案内で担当の教室に移動した後、生徒たちは研修員に向けて英語で自己紹介を行いました。自分の趣味や好きな教科、部活などについて、一人一人がアイコンタクトをとりながら自己紹介をしました。自己紹介の後には研修員と生徒一人一人が握手を交わす姿もありました。

生徒による自己紹介

生徒による自己紹介

【研修員による母国紹介】

続いて、研修員による自国紹介が行われました。研修員が食べ物やスポーツ、歴史などの自国の文化について話すと、生徒たちは熱心に聞き入り、気になる画像には指をさして質問をしたり、メモをとったりと、興味津々。紹介を聞いた後は、「好きな日本食はなんですか?」「好きなアニメはありますか?」など、積極的に質問し、中には、「日本とコスタリカのコーヒーの違いは何ですか?」というように内容に踏み込んだ質問も出ました。うまく伝わらないこともありましたが、工夫しながら伝え、言語の壁を越えて相手の理解を深めようとする一生懸命な姿がありました。

研修員による母国紹介

研修員による母国紹介

【生徒による日本文化の紹介】

今度は生徒たちによる日本の文化の紹介です。「折り紙」や「書道」など実際に体験することで交流を深めるグループや、日本の観光スポットや四季などに関して作成した資料を用いて紹介しているグループもありました。研修員は書道で漢字を書くことに挑戦したり、目隠しをして仲間の声を頼りに「福笑い」を楽しんだりしました。実際に生徒と相撲をとったインドネシア出身のリアンさんは、生徒に何度も勝負を挑み、「強いね!」と伝えるなど、お互いを認め合う和やかな様子でした。一緒に行うアクティビティを通して更に打ち解け交流を深めることができました。

相撲を行うリアンさん

相撲を行うリアンさん

初めて書道に挑戦する研修員

初めて書道に挑戦する研修員

剣道に挑戦する研修員

剣道に挑戦する研修員

福笑いに挑戦!

福笑いに挑戦!

【クロージング】

活動後は「日本とは異なる文化を学べて楽しかった」「またどこかで会えるのを楽しみにしています」といった声が聞かれました。今回の交流を通して研修員と高校生の相互理解が深まり、温かな関係が築かれたことを感じました。

生徒の皆さんが笑顔で迎え、積極的に交流してくれたおかげで、もうすぐ約1年の研修を終え、1週間後に母国へ帰る研修員の心に残る素敵な時間となりました。藤代高等学校の皆さん、ありがとうございました。

笑顔で最後の挨拶

笑顔で最後の挨拶

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