jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

【開発教育】\世界とつながる授業づくり/教師海外研修(ウガンダ) 授業実践レポート 栃木編

2026.01.13

 JICA筑波 教師海外研修は、教員の方々が実際に開発途上国を訪問することにより、途上国が置かれている現状や国際協力の現場、途上国と日本との関係に対する理解を深め、帰国後は学校現場での授業実践等を通じて、児童生徒の教育に役立てていただくことを目的として毎年実施しています。
 今年度、JICA筑波では、茨城県・栃木県から校種・教科の異なる9名の先生達が参加し、7月末にアフリカのウガンダを訪れました。
 9月からは、それぞれが学んだことを児童生徒に還元すべく、続々と授業実践が始まっています。今回は、9月から12月にかけて授業を実践した栃木県の3名の先生の取組をご紹介します。

栃木県立富屋特別支援学校 遠藤いさみ先生
栃木県立富屋特別支援学校の遠藤いさみ先生は、総合的な学習の時間の授業で、発達障害や知的障害のある生徒が在籍する中学部2年生を対象に、ウガンダをテーマにした授業実践を行いました。生徒一人一人の実態が異なるため、生徒の興味関心を高めるため写真やウガンダクイズを多く取り入れたり、「見る、聞く、嗅ぐ、触れる」等の様々な感覚から他国の文化や習慣を感じられるよう教材を工夫したりしていました。また、ウガンダ出身の研修員を招いて、直接手本を見せてもらいながら、頭上にモノをのせて運んだり、水タンクに入れた水を運んだりして体験から学べるようにしていました。最後には、研修員から教えてもらったアフリカンダンスを音楽に合わせて全員で踊り、とても盛り上がりました。生徒と研修員の間の心の距離が近づき、ウガンダの文化により一層興味を持つことができる貴重な時間となりました。終了後、研修員から「特別支援学校の先生方が献身的な指導に取り組んでいる様子を見て、感心しました!」との言葉が聞かれるなど、お互いにとって有意義な交流授業となりました。

●宇都宮市立上河内中学校 坂入晃先生
宇都宮市立上河内中学校の坂入晃先生は、3年生の総合的な学習の時間の授業に、ウガンダを扱いました。これまで、先生が見てきたウガンダについて話を聞いたり、JICA職員から国際協力の体験談を聞いたりし、自分たちには地球規模の課題に対して何ができるかを考え、アクションプランを作る学習を行ってきました。今回の授業では、グループ毎に具体的なアクションプランの発表を行いました。各グループで様々な課題を取り上げ、各課題の説明や問題点と、「まずは知ることが大事なので、ポスターを作ってみんなに伝えたい」や、「フェアトレードの商品を選ぶ」などのアクションプラン等を、スライドにまとめて発表しました。世界の課題やアフリカの様々な国に目を向ける、きっかけとなる授業となりました。

●宇都宮市立晃陽中学校 倉沢美穂先生
宇都宮市立晃陽中学校の倉沢美穂先生は、1年生と3年生を対象に、総合的な学習の時間や英語、道徳の時間で、ウガンダを通して世界とのつながりに目を向け、自分にできる行動を考えるための授業実践を行いました。今回の授業では、まず先生が実際に見てきたウガンダの写真を見せると、生徒は違いに注目しました。その後、ウガンダの子どものダンスの動画を見せると、言葉や形は違うけれども、日本でもウガンダでも好きな物や、楽しむ心が同じであることに気づきました。違いはあるけれど心が同じだと分かったことで、ウガンダの人たちを身近な存在であることに生徒自身が気づくことができた授業になりました。

 2月7日(土)に、JICA筑波で教師海外研修(ウガンダ)の成果報告会を開催します。今回ご紹介した3名の先生も、発表予定です。ご関心がある方はぜひ、お申込みください。(栃木県では2月21日(土)にもとちぎ国際交流センターにて報告会を開催します)

●JICA筑波 教師海外研修(ウガンダ)成果報告会の詳細・お申込みはこちらから:
2月7日(土)@JICA筑波:成果報告会(茨城)
2月21日(土)@とちぎ国際交流センター:成果報告会(栃木)

●国際理解教育実践セミナーとは?
2025年度国際理解教育実践セミナー ~仲間と出会い、共に創る~ | 日本国内での取り組み - JICA

●JICA筑波 教師海外研修(ウガンダ)成果報告会の詳細・お申込みはこちらから
申し込みフォームリンク

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ