【インターンレポート④】「国際協力」を、自分の未来につなげる!2026年度「大学生・大学院生向け国際協力実務講座」
2026.09.11
JICA筑波で開催された「大学生・大学院生向け国際協力実務講座」。この記事では、四日目のPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)ワークショップから最終日の振り返りまで、5日間の学びの締めくくりとなった2日間の様子を、JICA筑波インターン・ティリがレポートします。
・課題のその先を考える―PCMワークショップでプロジェクトを立案
四日目から最終日午前にかけては、開発コンサルタントの喜多桂子講師によるPCM(Project Cycle Management)ワークショップに取り組みました。PCMは、国際協力の現場で活用されているプロジェクト立案・管理の手法です。参加者はグループに分かれ、架空のアフリカの貧困街で起きている水・衛生分野の課題を題材に、問題の原因や影響を整理しながら解決策を考えました。
ワークショップでは、「衛生環境が劣悪である」という表面的な問題だけでなく、その背景にある原因や関係者とのつながりを分析し、どのようなプロジェクトであれば効果的かを議論しました。参加者は、課題を見つけるだけでなく、その構造や解決までの道筋を考えることの重要性を学び、国際協力の事業がどのように計画されているのかを実践的に体験しました。
・国際協力の多様な仕事に触れ自分のキャリアを考える「未来を描くキャリア相談会」
五日目午後のキャリア相談会では、国際協力の分野で活躍している9名の登壇者から、それぞれの仕事やこれまでの経験について話を聞きました。JICAの職員や、NGO職員、開発コンサルタントなど、異なる立場・分野で国際協力に携わる方々から話を聞くことで、多様な働き方や国際協力への関わり方に触れる機会になりました。
参加者からは「自分の経験を国際協力にどう活かせるのか考えるきっかけになった」、「これからどんな経験を積んでいけばよいのか、具体的に考えられた」といった声が聞かれました。
・5日間の学びを振り返り、これからを考える
これまでの学びを振り返り、「学んだこと」、「これから生かしたいこと」、「将来ありたい自分」について考えました。
振り返りの活動では、6,7名の学生たちが模造紙を囲み、印象に残ったことや新たな気づき、将来やってみたいことなどを自由に付箋に書き出し、グルーピングした後、グループ間を自由に回る形で他のグループの学生と意見交換を重ねました。
付箋には、「多様な視点を持つこと」、「人の声を聞くこと」、「自分のやりたいことを明確にする」、「問題解決に向けて行動する」、「海外でプロジェクトをしてみたい」、「海外で働いてみたい」、「国際協力に関する知識が増えた」、「協力隊や留学で現場を見たい」といった将来への思いも書かれました。また、「人の主体性を引き出すことでその人の成長の可能性を広げることを知った」、「自分がどのように国際協力に携わりたいのか考えるきっかけになった」など、5日間を通して得た様々な気づきが見られました。
国際協力についての知識だけでなく、相手の立場に立って考えることや、自分自身の将来について考える姿が見られました。
5日間の学びを胸に、学生たちはそれぞれの「これから」を描き、互いにエールを送りながら講座を締めくくりました。
今回の学びや出会いが、それぞれの未来への一歩につながることを願っています。
書き手:JICA筑波インターン ティリピェアウン(大阪大学外国語学部外国語学科・日本語専攻)