スリランカにおけるサイクロン被害に対する緊急援助－供与物資の引渡し－
2025.12.04
2025年12月4日
スリランカ民主社会主義共和国におけるサイクロン被害に対して、国際協力機構（JICA）が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
スリランカ国に対し供与する緊急援助物資は、12月3日深夜にコロンボへ到着しました。翌4日午前10時半（現地時間）よりバンダライケ国際空港にて、スリランカ側から K.P.アルナ・ジャヤセカラ国防副大臣、サンパス・コトゥウェゴダ災害管理センター事務局長が、日本側から磯俣秋男 駐スリランカ日本国大使、黒沼健二JICAスリランカ事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、国防副大臣より、日本の迅速な支援に対する深い謝意が示され、到着した物資は12月5日には、甚大な被害を受けたキャンディ県、バッドゥラ県などの被災地に配送される旨が述べられました。これに対し、磯俣大使は「初動から復興に至るまで、日本はスリランカの人々と共に歩み続けます」と語り、今回のサイクロン「ディトワ」による被害の一日も早い収束を願う意を表明しました。黒沼JICA事務所長も、両国の強固な絆と友情を強調し、被災した地域や人々に必需品を一刻も早く届けることの重要性に言及しました。
今回の緊急支援物資の供与と平行して、国際緊急援助隊・医療チーム31名がスリランカに派遣され、プッタラム県チラウ市で活動を開始しています。JICAは2024年12月の洪水・地滑り被害発生時にも緊急支援物資を提供しており、こうした継続的な支援は、困難な時に互いに助け合うことで築かれた、日本・スリランカ両国間の強い絆と相互信頼を象徴しています。
なお、今回供与した援助物資は、同国政府により被災者に届けられます。
以 上
＊関連リンク＊
スリランカにおけるサイクロン被害に対する緊急援助－物資供与－ ｜ ニュース・広報 - JICA
スリランカで発生したサイクロン被害に対する国際緊急援助隊・医療チームの派遣について ｜ ニュース・広報 - JICA
スリランカで発生したサイクロン被害に対する国際緊急援助隊・医療チームが現地へ出発 ｜ ニュース・広報 - JICA
緊急援助物資を手渡す磯俣大使（中央右）、黒沼所長（右端）
引渡された緊急援助物資
引渡された緊急援助物資
授受証明書の交換（左からジャヤセカラ副大臣、コトゥウェゴダ局長、磯俣大使、黒沼所長）
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