北岡理事長がウズベキスタンのウムルザーコフ副首相と会談

2020.12.18

北岡伸一JICA理事長は、12月15日、ウズベキスタンのサルドール・ウムルザーコフ副首相兼投資対外貿易大臣とJICA本部において会談しました。

両者の会談は、2020年7月のオンライン会談に続き、本年2回目となりました。両者は、7月の会談や、2019年12月のミルジヨーエフ同国大統領と北岡理事長との会談などにも触れ、日・ウズベキスタン間のこれまでの協力実績や今後の展望について意見を交わしました。

北岡理事長は、これまでウズベキスタンと築き上げてきた信頼関係に言及し、同国が日本にとって重要なパートナーであると伝えました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、引き続き、雇用創出や保健医療、教育に関する協力を継続していく考えを示しました。さらに、人的交流等を通じた日本とウズベキスタンの関係強化をはかり、同国の安定と発展に寄与していきたいと述べました。

ウムルザーコフ副首相は、コロナ禍において雇用の安定や経済成長に関する協力の重要性を指摘し、2019年12月に両国で合意した「園芸作物バリューチェーン強化事業」を通じ、ウズベキスタン国内の農業振興・輸出力強化および地方の雇用創出を図っていきたい旨述べました。また、2021年1月にJICAから派遣予定の専門家「投資促進アドバイザー」による、ビジネス環境の整備や日本式のビジネスマネジメント普及の意向を示しました。さらに、日本がいかに信頼できる国であるかにも触れ、保健医療分野および教育分野における日本の知見、知識の教授による同国の更なる発展に期待を寄せました。

ウムルザーコフ副首相兼投資対外貿易大臣

北岡理事長

JICAは、今後も引き続き、ウズベキスタンに対して人材育成とインフラ整備を組み合わせた多面的な協力を展開し、経済成長や社会開発を推進していきます。

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