田中理事長と北岡特別顧問がフィリピンのドミンゲス財務大臣と会談

2022.04.26

田中明彦JICA理事長及び北岡伸一JICA特別顧問(前理事長)は、4月25日、フィリピン共和国のカルロス・ドミンゲス財務大臣とJICA本部で会談しました。

冒頭、ドミンゲス大臣から北岡特別顧問に対し、JICA理事長としての長きにわたる貢献とフィリピンにおけるこれまでのJICAの協力に対する感謝の言葉が伝えられ、田中理事長に対し、継続的な協力への期待が表明されました。また、経済・技術面だけでなく、ミンダナオ和平支援を含む包括的な事業展開を行うJICAの取組みへの謝意が示されました。

会談の様子

これに対して北岡特別顧問からは、ドミンゲス大臣のリーダーシップと尽力により、大臣着任から6年間でインフラ開発事業を中心とした経済政策・対策が推し進められたことに敬意を表し、日本とフィリピンの間で深められた信頼関係に言及しつつ、大臣の来訪を歓迎する旨伝えました。

田中理事長からは、「質の高いインフラ」を中心とするJICAの協力事業やミンダナオ支援、JICAによる新型コロナウイルス感染症対策への協力に言及し、気候変動対策の重要性にもとづく防災分野の協力を含めて、大統領選挙を経た後のフィリピンの新政権とも緊密な連携を継続したいと表明しました。併せて、田中理事長はフィリピンにおける海上保安協力の重要性を強調しました。

なお、会談の後、田中理事長とドミンゲス大臣は、「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款(フェーズ2)」を対象として、300億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement:L/A)に調印しました。

JICAは、今後もインフラ整備を含む社会経済開発、人材育成や技術協力などを通じて、フィリピンの持続的発展へ貢献していきます。


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