田中理事長がモザンビークのビアス国民議会議長と会談

2023.06.12

田中明彦JICA理事長は、6月7日、モザンビーク共和国のエスペランサ・ビアス国民議会議長及び与野党議員団と都内で会談しました。

冒頭、田中理事長は3月にモザンビークで発生したサイクロン・フレディで被災した方々にお見舞いの意を表するとともに、日本とモザンビークは台風など自然災害の多い点で共通しており、今後も日本の自然災害リスク管理の経験をモザンビークに共有していきたいと述べました。また、ナカラ港をはじめとするインフラ開発や人材育成等によるモザンビークの成長への協力の継続に言及し、さらに、武装集団の活動により治安が不安定なカーボデルガード州については、破壊されたインフラ施設及び基礎的行政サービスの再建のため、JICAが他州で実施する研修に同州からの参加者を招く等して、復興に向けた各分野の人材育成に協力していきたいとの発言がありました。

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田中理事長(右)とビアス国民議会議長

これに対し、ビアス国民議会議長から、長年にわたるJICAの協力に対する感謝の言葉がありました。同議長は、自然災害対策や、ナカラ回廊開発などインフラ整備、経済成長につながる人材育成の重要性を指摘し、また日本企業のモザンビークへの進出の後押しへの期待を述べました。カーボデルガード州については、州外での研修実施に感謝しつつ、同州の治安は改善傾向にあるので人々の生活の復興を現場でも支援してもらいたいとの希望を寄せました。

両者は今後も引き続きモザンビークの発展のために協力を深めていくことで一致しました。

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