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フィリピン向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名: マニラ大首都圏の次世代鉄道マスタープランを策定

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2023.08.04

国際協力機構(JICA)は、8月3日、マニラにて、フィリピン共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン策定プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

フィリピンでは、2014年にJICAの協力によって首都マニラとその周辺4州からなるメガマニラ(8,099 km2)を対象とした運輸交通ロードマップが策定され、マニラ首都圏地下鉄、南北通勤線などが円借款を通じて建設されています。しかし、今後はより広域での人口と移動需要の増加が見込まれ、より多くの周辺州も含めたマニラ大首都圏(39,508 km2)に対する鉄道マスタープランが求められています。

署名式の様子

署名式の様子

このような状況を踏まえ、このプロジェクトは、2055年を見据えた長期的な「マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン」を早期に策定し、同マスタープランに沿った鉄道路線網整備を推進することで同国の持続可能な経済発展や気候変動対策に資するために実施されます。SDGsゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)に貢献します。 

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 フィリピン共和国
案件名 マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン策定プロジェクト
実施予定期間 36ヵ月
実施機関 フィリピン運輸省(Department of Transportation: DOTr)
対象地域 マニラ大首都圏 (総人口約4,210万人)
具体的事業内容(予定) フィリピン運輸省に専門家チームを派遣し、2055年を見据えた長期的な「マニラ大首都圏鉄道開発マスタープラン」を策定する。

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