エクアドル向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名:ガラパゴス諸島における化石燃料ゼロに向けた取り組みに貢献

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2023.08.04

国際協力機構(JICA)は、8月3日、キトにて、エクアドル共和国政府との間で、開発計画調査型技術協力「ガラパゴス諸島化石燃料ゼロに向けたロードマップ支援プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ガラパゴス諸島はその貴重な生態系から世界自然遺産に登録されています。そのため、環境への影響を減らすことが優先的課題ですが、地域の電力供給は化石燃料由来の火力発電が大部分を占めているのが実情です。ガラパゴス諸島の環境保全及び気候変動対策を含む持続可能な開発の実現のため、また今後の人口増加及び更なる観光業の発展を見据え、化石燃料利用から再生可能エネルギーへの転換及び省エネルギー推進の必要性が高まっています。

本事業は、ガラパゴス諸島における再生可能エネルギーポテンシャルの確認や、ディーゼルと再生可能エネルギーによるハイブリッド発電システムの最適化及び省エネルギー実現に向けた計画の提案を行うものです。

これらの取り組みにより、対象地域において、化石燃料ゼロ化政策に沿う形で持続可能かつ効率的なエネルギー生産及びエネルギー消費がなされることを目指しています。これらの協力を通じて、SDGsゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)及びゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。 

署名式の様子

署名式の様子

ガラパゴス諸島固有種のガラパゴスウミイグアナ

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 エクアドル共和国
案件名 ガラパゴス諸島化石燃料ゼロに向けたロードマップ支援プロジェクト
実施予定期間 36ヵ月
実施機関 エネルギー・鉱山省
対象地域 ガラパゴス諸島(ガラパゴス県)
具体的事業内容(予定) ガラパゴス諸島における再生可能エネルギーポテンシャルの確認、ディーゼルと再生可能エネルギーによるハイブリッド発電システムの最適化及び省エネルギー実現に向けた計画の提案を行う。

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