フィリピン向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名: 都市開発マスタープランの策定と技術移転を通じて包括的かつ持続可能な都市づくりに貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2023.11.14

国際協力機構(JICA)は、11月10日、ダバオ市にて、フィリピン政府との間で、開発計画調査型技術協力「メトロダバオ圏包括的・持続的都市開発マスタープラン策定プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

メトロダバオ圏(人口 334 万人(2020 年)、面積 6,491km2)はフィリピン第三の大都市圏であり、急速な人口・土地需要の増加と都市問題の悪化を念頭に、今後の望ましい開発を見据えた、長期的な地域開発計画の策定と同計画に基づくインフラ整備が必要と考えられています。

署名式の様子

このような状況を踏まえ、本事業は包括的かつ持続可能な都市開発マスタープランの策定を通じ、メトロダバオ圏におけるバランスの取れた都市開発、環境保全、経済活動の活性化および、地域内の円滑かつ効果的な広域行政サービスの提供に寄与するものです。
これらの協力を通じて、SDGsゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)及びゴール11(住み続けられるまちづくりを)に貢献します。 

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 フィリピン共和国
案件名 メトロダバオ圏包括的・持続的都市開発マスタープラン策定プロジェクト
実施予定期間 24ヵ月
実施機関 フィリピン国家経済開発庁 
対象地域 メトロダバオ圏の15 自治体(Davao City; the Cities of Panabo, Tagum,
and the Island Garden City of Samal (IGaCoS) in Davao del Norte; the
City of Digos in Davao del Sur; the City of Mati in Davao Oriental; and
the Municipalities of Sta. Cruz, Hagonoy, Padada, Malalag, and Sulop in Davao del Sur, Carmen in Davao del Norte, Maco in Davao de Oro, and Malita and Sta. Maria in Davao Occidental.)
具体的事業内容(予定) - 包括的かつ持続可能な都市開発マスタープランの策定
- 短期、中期、および長期の投資プログラム/プロジェクトの策定
- 優先プロジェクトリストの作成
- マスタープラン実施機関であるメトロダバオ開発庁の運営にかかる人材育成計画の作成
- カウンターパート及び自治体への技術および知識の移転

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