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ベトナム向け円借款貸付契約の調印:鉄道整備を通じ交通渋滞や大気汚染の緩和、地域経済の発展に貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.01.04

国際協力機構(JICA)は、12月29日、ハノイにて、ベトナム社会主義共和国政府との間で、「ホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン―スオイティエン間(1号線))(IV)」を対象として412億2,370万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、ホーチミン市内のベンタインとスオイティエン間を結ぶ都市鉄道を建設することによりホーチミン都市圏における交通渋滞や大気汚染の緩和、地域経済の発展に寄与するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

なお、本事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)(注)が適用され、本事業で整備される地下区間、車両、ITシステム等には日本の鉄道土木工事や車両・電気・通信・信号システム、維持管理等の技術が活用されています。

本事業で導入された日本製車両

本事業で導入された日本製車両

高架区間で行われた試運転の様子

高架区間で行われた試運転の様子

(注)Special Terms for Economic Partnershipの略。わが国の優れた技術やノウハウを活用した途上国への技術移転を通じて、わが国の「顔の見える援助」を促進するために創設された円借款の供与条件。主契約は日本タイド、下請けは一般アンタイド。なお、主契約者は、本邦企業、海外に存する本邦企業の子会社、本邦企業と借入国との共同企業体(JV。本邦企業がリードパートナー)のいずれかであることが必要。また、一定の条件下において、本邦企業と本邦企業の持分法適用会社とのJV(本邦企業がリードパートナー)も主契約者となることが可能。

事業の詳細は以下のとおりです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
ホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン―スオイティエン間(1号線))(IV)
(Ho Chi Minh City Urban Railway Construction Project (Ben Thanh – Suoi Tien Section (Line 1)(Ⅳ))
41,223.7 0.10 0.01 40 10 日本タイド

2.事業実施機関

ホーチミン市都市鉄道管理局(The People’s Committee of Ho Chi Minh City, Management Authority for Urban Railways)
住所:29 Le Quy Don Street, Ward 7, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam
TEL:+84-8-3930-9495 FAX:+84-8-3930-9497

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)

4. JICA情報提供窓口

本事業の調達スケジュールに関する情報は、下記窓口にお問い合わせください。

国際協力機構ベトナム事務所 ホーチミン市都市鉄道建設事業(ベンタイン-スオイティエン間(1 号線))案件情報窓口

(Contact Point for Ho Chi Minh City Urban Railway Construction Project (Ben Thanh – Suoi Tien Section (Line1)), JICA Vietnam Office)
住所:11th Floor, Corner Stone Building, 16 Phan Chu Trinh Street, Hoan Kiem District, Hanoi, VIETNAM
TEL:+84-4-3831-5005 FAX:+84-4-3831-5009

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