ブルキナファソ向け無償資金協力贈与契約の締結:道路維持管理機材の整備を通じて安全で効率的な物流の改善に貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2024.01.29

国際協力機構(JICA)は、1月26日、ワガドゥグにて、ブルキナファソ政府との間で、「道路維持管理機材整備計画」を対象として10億600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

内陸国であるブルキナファソでは輸出入を支える物流のほとんどを道路輸送に依存していますが、道路輸送量が増加している一方でこれまで適切に維持管理が行われてこなかったため、道路網の大部分は劣悪な環境にあり、各地での道路交通に大きな支障が生じています。また、同国の道路網は、南にある沿岸国のコートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンと北にある内陸国であるニジェール、マリを繋ぐ物流の結節点として、重要な役割を担っており、沿岸国を結ぶ国際回廊の整備が、周辺地域の最優先開発課題の一つとなっています。

本事業は、道路維持管理機材の整備を通じて全国で増加する交通需要への対応のみならず、西アフリカ各国の物流の結節点として重要性が増している同国道路網の維持管理体制を強化し、安全で効率的な物流の改善に寄与するもので、SDGsゴール9(産業と技術革新の基盤構築)及びゴール11(住み続けられるまちづくりを目指す)に貢献します。

署名式の様子

署名式の様子

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 ブルキナファソ国
案件名 道路維持管理機材整備計画(The Project for the Improvement of Equipment for Road Maintenance)
供与限度額 10億600万円
実施予定期間 24ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 インフラ開発省
対象地域 全土
具体的事業内容(予定) ①機材調達
モーターグレーダ(2台)、ホイールローダ(2台)、エクスカベータ(2台)、ブルドーザ(2台)、土工用ローラ(2台)、コンバインドローラ(2台)、ダンプトラック(12台)、トラクタートラック+セミトレーラ(3台)、給水タンク車(3台)、燃料タンク車(2台)、セルフローディングコンクリートミキサ(3台)、可搬式アスファルトプラント(3台)、道路メンテナンストラック(1台)、カーゴトラック(1台)、照明付き発電機(4台)、コンテナワークショップ(1台)、モバイルワークショップ(1台)等

②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理、ソフトコンポーネント(機材の運営・維持管理に係る実施体制の確立、機材整備の技術能力の向上等)

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