jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

コートジボワール向け円借款貸付契約の調印:穀物バースの整備により同国及び内陸サヘル諸国の穀物物流の活性化に貢献

#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs

2024.03.21

国際協力機構(JICA)は、3月19日、コートジボワール共和国のアビジャンにて、同国政府との間で「アビジャン港穀物バース建設事業(第二期)」を対象として24億5,500万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、西アフリカの玄関口として機能するアビジャン港において、新規に穀物バースを整備することにより、当国及びサヘル地域内陸国の増大する穀物需要に対応し、同域内の物流の活性化に貢献することを目的とし、 SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9(強靭なインフラの構築)に貢献します。

署名式の様子

署名式の様子

なお、本事業に対しては、第一期(2017年3月L/A調印、108億6,900万円)の円借款を供与済みであり、今次円借款は第二期分として供与するものです。

本事業(第一期)に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)(注)が適用され、本事業で整備される穀物バースの岸壁には日本の鋼管矢板工法やハット形鋼矢板、H形鋼工法が活用されました。

(注)Special Terms for Economic Partnershipの略。わが国の優れた技術やノウハウを活用した途上国への技術移転を通じて、わが国の「顔の見える援助」を促進するために創設された円借款の供与条件。主契約は日本タイド、下請けは一般アンタイド。なお、主契約者は、本邦企業、海外に存する本邦企業の子会社、本邦企業と借入国との共同企業体(JV。本邦企業がリードパートナー)のいずれかであることが必要。また、一定の条件下において、本邦企業と本邦企業の持分法適用会社とのJV(本邦企業がリードパートナー)も主契約者となることが可能。

事業の詳細は以下のとおりです。

1.借款金額及び条件

案件名 金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
アビジャン港穀物バース建設事業(第二期)(Abidjan Port Cereal Berth Construction Project (II) ) 2,455 0.20 0.10 40 10 日本  
タイド

2. 事業実施機関

アビジャン自治港(Abidjan Autonomous Port Authority)
URL:https://www.portabidjan.ci/en

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)

4.JICA情報提供窓口

本事業の調達スケジュールに関する情報は、下記窓口にお問い合わせください。
JICAコートジボワール事務所 インフラセクター情報窓口
(Contact Point for Infrastructure Sector, JICA Côte d'Ivoire Office,)
住所:04 B.P. 1825, Abidjan 04, Côte d'Ivoire
TEL:+ 225-272-248-2727、FAX:+ 225-272-244-6582
メールアドレス:co_oso_rep@jica.go.jp

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ