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JICAが出資する信託基金“LEAP2”を通じた支援(海外投融資):ジョージアの民間事業者が発行するグリーンボンドへの投資

#6 安全な水とトイレを世界中に
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2024.08.07

7月16日、 JICAが出資する『アジアインフラパートナーシップ信託基金2 (“Leading Asia’s Private Infrastructure Fund 2”: LEAP 2)』を活用し、アジア開発銀行(ADB)が、ジョージアにおいて水道事業を運営するGeorgia Global Utilities JSC(以降、GGU)の発行するグリーンボンド(*)に投資しました。

LEAP2とは、アジア及び大洋州地域のADB投融資対象国において、民間セクターが実施する質の高いインフラ案件を対象に出融資を行うことを目的にJICAがADBに出資した15億米ドルの信託基金です。LEAP2から資金提供されるプロジェクトには、二酸化炭素排出の削減、エネルギー効率の向上、手頃な価格でアクセス可能な医療、教育、通信サービスの提供等が含まれます。

今般、ADBはJICAが出資したLEAP2のうち20百万ドルを活用して、GGUが発行する認証付グリーンボンドにアンカー投資家として参画します。

このグリーンボンドによって調達された資金は、ジョージアの首都トビリシ及び近隣自治体の水道網の近代化に使用され、具体的には、ジョージアの人口の38%にあたる140万人の安全な水へのアクセスが改善されると共に、水道事業のエネルギー効率向上による同国の気候変動対策への貢献が見込まれます。また、ADBがアンカー投資家として参画することで、気候変動に関心の高い企業の参画が促進されることが期待されます。
これにより、SDGsゴール6(安全な水とトイレを世界中に )、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

(*) グリーンボンドとは、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境分野への取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券

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