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ASEAN諸国の開発協力機関とのラウンドテーブル会合を初開催

2024.10.03

JICAは2024年9月30日及び10月1日にASEAN諸国の開発協力機関の代表等を東京に招聘し、開発協力の国際潮流に対して、日・ASEANの声を反映することを目的としたラウンドテーブル会合をJICA本部にて開催しました。ASEAN諸国からはインドネシア国際開発庁(Indonesian AID)及び同国外務省国際開発協力局、マレーシア外務省多国間総局国際協力開発局、シンガポール外務省技術協力局、タイ周辺国経済開発協力機構(NEDA)及び同国外務省国際協力局(TICA)が参加しました。

今次ラウンドテーブル会合では、被援助国として海外からの支援を活用しながら、自助努力によって自国の経済成長・貧困削減を進めてきたという共通かつユニークな知見・経験・教訓に基づき、世界の開発課題の解決に貢献していくこと、そして互いに対等なパートナーとして連携を深めていくことを参加者間で確認しました。また、ASEAN域内に留まらず南アジア、大洋州、中東、アフリカといった地域への開発協力に共に協力して貢献していくこと等も確認し、その内容を成果文書としてまとめました。

経済成長著しいASEAN諸国は国際社会において一層大きな役割を果たしつつあり、開発途上国に対する開発協力についても、“受け手”から“担い手”の役割も担うようになりつつあります。

JICAは、従来よりASEAN諸国の開発協力機関の立ち上げのサポートや、同機関が行う他の開発途上国に対する協力(南南協力)を支援する“三角協力”を約30年前から行っています。JICAとASEAN諸国の開発協力機関は、ともに他国への開発協力に取り組むことを通じて、互いに学びあい、信頼関係を築いてきました。

日本のODA(政府開発援助)は、今年70周年の節目を迎えました。JICAは引き続きASEANのパートナーとのネットワークを強化し、変化と進化を続ける国際関係の中で、互いの強みを生かしながら、共創するパートナーとして世界の開発課題の解決に取り組んで参ります。

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