ブルンジ共和国の貿易拠点、ブジュンブラ港改修の完工式を開催
2024.10.11
2024年10月9日、ブルンジの経済首都ブジュンブラ(※)にて、無償資金協力「ブジュンブラ港改修計画」の完工式が行われました。完工式には、ブルンジ側からはエヴァリステ・ンダイシミエ大統領および主要な閣僚らが出席、日本側からは福島功駐ブルンジ大使、安藤直樹JICA理事、塩塚美那子JICAルワンダ事務所長(ブルンジ兼轄)らが出席しました。
(※政治機能所在地はギテガ。)
アフリカ大陸のほぼ中央、タンガニーカ湖の北端に位置するブジュンブラ港は、ブルンジ最大かつ、同湖最大の港です。施設の多くは1960年以前に整備され老朽化しており、近年の周辺国の急速な経済発展に伴う取扱貨物量の増加に対応できないという課題に直面していました。
本協力では、コンテナターミナルや船舶修理施設の建設と、排水路の移設を行うことで、こうした課題解決を図り、東南部アフリカ地域を含めた周辺国との貿易促進、輸出入貨物にかかる輸送コストの削減、湖上輸送の安全性の向上に寄与することを目的として、2019年に着工しました。途中、新型コロナウィルス感染症蔓延の影響等により2度工事が中断されましたが、90年代の国内紛争からの復興、経済発展に向けて、先方政府をはじめとする関係者の不断の努力により遂に完工まで辿り着きました。
完工式では、エヴァリステ・ンダイシミエ大統領からブルンジにおけるJICAの協力に対する感謝の言葉が述べられ、両国の連携を深めていきたい旨の発言がありました。
完工式
機器を説明する様子
安藤理事スピーチ
大統領への説明
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