バングラデシュ向け無償資金協力贈与契約の締結:深刻な大気汚染への対応を支援



2025.02.03
国際協力機構(JICA)は、2月3日、バングラデシュ国の首都ダッカにて、同国政府との間で、「大気汚染モニタリング機材整備計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名(対象地域)
バングラデシュ人民共和国
(南北ダッカ市、チョットグラム市)
・事業目的
本事業は、南北ダッカ市及びチョットグラム市において自動車排ガス測定局を整備することにより、車両等移動発生源由来の大気汚染物質に関する測定・分析能力の強化を図り、もって大気汚染対策能力の強化に寄与するもの。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容
【機材】
自動車排ガス測定局(固定局:南北ダッカ市5局、チョットグラム市2局。移動局:1局)、中央監視設備(ワークステーション等)
※測定対象は7項目(CO、NO、NO2、SO2、PM2.5、PM10、O3)
イ)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容
詳細設計、入札補助、調達監理、ソフトコンポーネントとして、自動車排ガス測定局の保守点検・維持管理計画策定、データ精度管理及び解析能力の向上にかかる指導。
・供与限度額
8億3,500万円
・実施予定期間
37ヵ月
機材引渡時をもって事業完成とする。
・実施機関
環境・森林・気候変動省環境局
・SDGs達成への貢献
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
scroll