田中理事長がモルドバを訪問
2025.06.05
田中明彦JICA理事長は、5月26日から28日にかけてモルドバ共和国を訪問し、マイア・サンドゥ大統領をはじめとする政府要人との会談やJICA事業の視察を行いました。
サンドゥ大統領との会談で、田中理事長は今後もモルドバの持続可能な経済発展及び国民の生活水準の向上に協力し、強靭な社会・経済の構築に向けた改革を後押ししていく旨を伝えました。サンドゥ大統領からはJICAの医療・農業分野をはじめとする長年の貢献に謝意が伝えられるとともに、モルドバの開発の方向性について意見交換を行いました。
サンドゥ大統領との面談の様子
田中理事長はレチェアン首相、ポプショイ副首相兼外務大臣、ベロウス財務大臣、ニストル副首相兼経済開発・デジタル化大臣とも面談を行い、社会・経済改革と公正かつ自由な報道の重要性および当該分野におけるJICAのモルドバでの取り組みについて紹介した上で意見交換を行いました。
レチェアン首相との面談の様子
また、田中理事長は、滞在中に国立母子医療センターを訪れ、無償資金協力「医療体制強化計画」を通じて2025年2月に供与された機材を視察しました。田中理事長は視察先でネメレンコ保健大臣と面談し、JICAのモルドバにおける保健分野での取り組みを紹介し、大臣が進める保健セクター改革の有効性に共感しつつ、 今後同機材が有効に活用されていくことへの期待を述べました。
病院視察の様子
また、内務省市民保護・緊急事態サービス庁も訪問し、無償資金協力「消防機材整備計画」を通じて供与された水槽付き消防ポンプ車等を使った実演訓練を視察しました。田中理事長は、供与された機材が消防・救助活動能力の向上に貢献していることを確認し、消防隊員の人材育成も重要であることに触れ、ミサイル＝ニキーチン内務大臣とともに、日々訓練に励む消防隊員を激励しました。
実演訓練の視察の様子
JICAは引き続きモルドバ全体の経済・社会基盤の発展に貢献すべく、幅広い協力を行っていきます。
＼SNSでシェア！／
scroll