エジプト「ラスガレブ風力発電事業」に対する融資実行について(海外投融資):電力供給の増加と気候変動影響の緩和に貢献
そしてクリーンに



2025.09.19
国際協力機構(JICA)は、2024年12月7日、エジプト・アラブ共和国の再生可能エネルギー開発業者であるMasdar IPH Wind S.A.Eとの間で、融資契約に調印し、この度、融資を実行する見通しとなりました。
なお、本事業は欧州復興開発銀行(European Bank for Reconstruction and Development:EBRD)、フランス経済協力振興投資公社(PROPARCO)および緑の気候基金(Green Climate Fund:GCF)との協調融資となります。
・融資先
Masdar IPH Wind S.A.E
・国名(対象地域)
エジプト・アラブ共和国
・融資額(上限)
6,070万米ドル
・案件名
ラスガレブ風力発電事業
・事業目的
本事業は、エジプト東部紅海県ラスガレブ地区周辺において、風力発電所及び関連設備の建設・運営をすることにより、電力供給の増加と電源多様化を図り、もって当国の持続的な経済発展と気候変動の緩和に寄与するもの。
・事業概要
風力発電所(定格容量 200MW)、送変電設備等の建設・運営。借入人であるエジプト送電公社(Egyptian Electricity Transmission Company: EETC) との間における電力売買契約(Power Purchase Agreement :PPA)に基づき、実発電量の全量買取り。エジプト政府財務省による EETC の債務保証付き。
・SDGsへの貢献
ゴール 7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
ゴール 13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール 17(パートナーシップで目標を達成しよう)
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