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JICAが出資する信託基金“TADAC”を通じた支援(海外投融資):メキシコ「持続的農業促進支援事業」に対する融資実行について

#5 ジェンダー平等を実現しよう
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2025.10.20

国際協力機構(JICA)が出資する「中南米・カリブ地域 民間セクター開発信託基金(通称TADAC)」(注1)を活用し、米州投資公社(IDB Invest)は、メキシコ合衆国の地場企業Dinvertech SPR de RL de CV(Dinvertech)との間で、融資契約に調印し、2025年9月8日に融資を実行いたしました。

IDB Investは、Dinvertechに対して計13,000万米ドルの融資を行い、このうちTADACからは4,000万米ドルが拠出されます。

(注1)JICAは、中南米・カリブ地域最大の開発金融機関である米州開発銀行(IDB)に設置され、IDBグループの中で民間投融資を担うIDB Investによって運用される信託基金(Trust Fund Achieving Development of Latin America and the Caribbean、通称TADAC)に最大15億米ドルを出資しています。TADACは、IDB InvestがSDGs達成に向けた民間企業の取り組みに対して行う融資にあわせて協調融資を行います。JICAは海外投融資を活用してTADACへの出資を行い、中南米・カリブ地域のSDGs達成に必要な資金ギャップの縮減を図り、同地域における持続的な社会経済の発展に貢献するものです。

Dinvertechの温室栽培施設と従事する農家

案件概要

・融資先
Dinvertech SPR de RL de CV(Dinvertech)

・国名(対象地域)
メキシコ合衆国(グアナファト州)

・融資額(上限)
4,000万米ドル

・案件名
持続的農業促進支援事業

・事業目的
本事業は、Dinvertechへの長期融資を通じて、メキシコのグアナファト州における輸出市場向けミニベルペッパー(唐辛子の一種)の栽培・生産施設の拡張や気候変動適応型の設備導入支援等を行い、農業生産量や生産性の強化を図ることで、もって同州の持続的な経済発展及び気候変動対策強化に資するもの。

・事業概要
本事業の融資は、Dinvertechがメキシコのグアナファト州で計画する既存の温室栽培施設の拡張や生産設備の導入、及び生産増強に伴う増加運転資金に充当される。なお、本事業で新規に創出される雇用の80%以上が女性によって担われる予定。

SDGs への貢献
ゴール 5(ジェンダー平等を実現しよう)
ゴール 13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール 17(パートナーシップで目標を達成しよう)

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