アフリカ広域「産業育成PE投資事業」に対する出資契約の調印(海外投融資):アフリカの成長企業への投資を通じ産業育成に貢献
2025.11.14
国際協力機構(JICA)は、2025年11月12日、アフリカの大手プライベート・エクイティ(PE)ファンドであるHelios Investment Partners(Helios)との間で出資契約に調印しました。
本事業は、世界銀行グループの国際金融公社( IFC)、欧州連合の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)等の開発金融機関及び民間投資家と協調してHeliosの5号ファンドに出資するものです。
TICAD9サイドイベントにてプレコミットメントを表明したマネージング・パートナーのラワニ氏(左)と廿枝理事(当時)(右)
Helios主催イベントで基調講演を行う原理事
1. 出資先
Helios Investors V, L.P. (Helios Fund V)
2. 国名(対象地域)
アフリカ広域
3. 出資額
5,000万米ドル
4. 案件名
産業育成PE投資事業
5. 事業目的
本事業は、アフリカ地域において、アフリカに特化したPEファンド最大手の一角を占めるHeliosが運営する第5号ファンドへの出資を通じ、企業の競争力強化とPE市場の育成による金融アクセス強化を図り、以て同地域の産業育成に貢献するもの。
6. 事業概要
Heliosがファンドマネージャーとして運用する 5号ファンド (Helios Fund V)への出資を通じて、アフリカ地域において金融包摂やデジタル包摂等産業育成に資する事業を行う企業への出資を行うもの。
7. SDGs
への貢献
ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール10(人や国の不平等をなくそう)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)
8. その他
本事業は、JICAが2025年8月22日に第9回アフリカ開発会議 (TICAD9)のサイドイベントで発表した官民の共創 によるインパクト投資イニシアチブ「IDEA(Impact Investing for Development of Emerging Africa)」の旗艦案件となるものです。
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