ベリーズ向け無償資金協力贈与契約の締結:旋回橋架け替えにより、ベリーズシティの交通改善と強靭な都市インフラ構築に貢献
2025.12.18
国際協力機構(JICA)は、12月17日、ベリーズ国のベリーズシティにて、同国政府との間で、「ベリーズ・シティ旋回橋架け替え計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement:G/A)を締結しました。当日の署名は、ベリーズのジョン・ブリセーニョ首相と、JICAエルサルバドル事務所の名井弘美所長の間で取り交わされました。
本事業は、2025年4月に改正されたJICA法の下で導入された、被援助国政府等から事業を受注した民間企業に対して、被援助国政府等に代わってJICAから企業へ支払いを行う方式の適用第一号案件となります。本方式の導入により、被援助国政府等が実施していた支払い手続きの一部が省略化され、無償資金協力事業の迅速化が期待されます。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
ベリーズ(ベリーズシティ)
・事業目的
本事業は、ベリーズシティにおいて、南北を隔てるホールオーバー川に架かる 河口部に位置する現橋を十分な幅員及び強度が確保されるものに架け替えることにより、大型車の通行を可能とし市内交通の円滑化を図り、もってベリーズシティ及び周辺地域の強靭な生活基盤構築に寄与するもの。
・事業内容
ア)施設、機材等の内容
【施設】旋回橋から 2 径間連続鋼コンクリート合成床版橋 への架け替え、既存橋下部工の撤去
イ)コンサルティング・サービスの内容
詳細設計、入札補助、施工監理
・供与限度額
21億7,100万円
・実施予定期間
47ヵ月
・実施機関
財務・経済開発・投資省
インフラ開発・住宅省
・
SDGs
達成への貢献
ゴール 9(産業と技術革新の基盤をつくろう)
ゴール 11(住み続けられるまちづくりを)
ゴール 13 (気候変動に具体的な対策を)
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