タジキスタン向け無償資金協力贈与契約の締結:大型X線検査機材の供与を通して税関密輸取締の強化、貨物検査能力の向上、通関迅速化に貢献
2025.12.22
国際協力機構(JICA)は、12月10日、タジキスタン共和国の首都ドゥシャンベ市にて、同国政府との間で、「カスピ海ルート上のスピタメン税関における貨物検査機材整備計画」を対象として、無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。当日の署名は、タジキスタン共和国財務大臣のファイジッディン・カホルゾダ財務大臣と、JICAタジキスタン事務所の今井成寿所長の間で取り交わされました。
本プロジェクトは、2025年12月開催の「中央アジア+日本」対話・首脳会合(CA+JAD/カジャッド)で宣言された「CA+JAD東京イニシアティブ」に関連し、「カスピ海ルートの円滑化支援を含むコネクティビティ強化」の一部として位置づけられています。法の支配に基づく国際秩序を維持・強化する日本の重要なパートナーである中央アジア地域の安定化と持続的な発展に貢献します。
署名式の様子
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
タジキスタン共和国(ソグド州)
・事業目的
本事業は、スピタメン地区の鉄道国境税関所において、鉄道用大型X線検査機材及び貨車の検査導線確保のための軌道を新たに整備することで、税関密輸取締の強化及び貨物検査能力の強化並びに通関迅速化を図り、もってタジキスタンと中央アジア地域全体の平和と安全な社会の実現に寄与するもの。
・事業内容
1)施設、機材等の内容:
鉄道用大型X線検査機材、軌道
2)コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネントの内容:詳細設計、入札補助、調達監理。ソフトコンポーネントとして、画像分析能力向上、検査フロー改善に係る研修等。
・供与限度額
13億4,100万円
・実施予定期間
36ヵ月(24ヵ月で施設完工予定、詳細設計・入札期間及び機材引き渡し後、1年間の瑕疵期間を含む)
・実施機関
大統領府関税局
・SDGs達成への貢献
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール16(平和と公正をすべての人に)
ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)
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