JICAが出資する信託基金”TADAC”を通じた支援(海外投融資):ガイアナ「小零細事業者支援事業」に対する融資契約の調印について
2026.02.18
国際協力機構(JICA)が出資する「中南米・カリブ地域 民間セクター開発信託基金(通称TADAC)」(注1)を活用し、米州投資公社(IDB Invest)は、ガイアナ協同共和国の小零細企業の金融アクセス拡大を目的として、同国のマイクロファイナンス機関であるInstitute of Private Enterprise Development(IPED)に対する総額500万米ドルの融資契約に調印しました。TADACからは250万米ドルが拠出されます。
本融資により、IPEDは資金調達源の多角化を図るとともに、女性、若者、農村起業家等を対象とした金融アクセス改善を進めます。また、今後5年間で年平均14%の経済成長が見込まれる世界有数の成長国であるガイアナ協同共和国経済の包摂的成長と雇用創出に寄与することが期待されています。
ガイアナを含むカリブ共同体(カリコム)は、民主主義や法の支配等の価値観を日本と共有し、これまでも国際舞台において我が国の立場を理解・支持しています。ガイアナでは、急速な経済成長に伴い、石油関連産業をはじめ様々な部門で能力の高い人材が求められており、民間部門の能力強化や雇用創出につながる人材育成や産業振興等への支援を通じ、日本と価値観を共有する同国の経済基盤の強化を後押しします。
(注1)JICAは、中南米・カリブ地域最大の開発金融機関である米州開発銀行(IDB)に設置され、IDBグループの中で民間投融資を担うIDB Investによって運用される信託基金(Trust Fund Achieving Development of Latin America and the Caribbean、通称TADAC)に最大15億米ドルを出資しています。TADACは、IDB InvestがSDGs達成に向けた民間企業の取り組みに対して行う融資にあわせて協調融資を行います。JICAは海外投融資を活用してTADACへの出資を行い、中南米・カリブ地域のSDGs達成に必要な資金ギャップの縮減を図り、同地域における持続的な社会経済の発展に貢献するものです。
IPEDの融資先の零細事業者
案件概要
・融資先
Institute of Private Enterprise Development(IPED)
・国名(対象地域)
ガイアナ協同共和国
・融資額(上限)
250万米ドル
・案件名
小零細事業者支援事業
・事業目的
本事業は、IPEDの資金調達の多様化を行い、ガイアナ協同共和国の小零細事業者の金融アクセス改善を図り、もって同国の包摂的成長及び雇用創出に寄与するもの。
・事業概要
本事業の融資は、IPEDが行う女性、若者、農村起業家等の小零細事業者向けの融資に充てられる。また、IDB InvestはIPEDの同融資の能力強化のための市場調査を支援する。
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SDGs
への貢献
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)
ゴール10(人や国の不平等をなくそう)
TADACについて: 中南米・カリブ地域民間セクター開発信託基金に対する出資契約の調印(海外投融資):民間企業の取り組みを通じて、同地域の SDGs 達成を推進 | ニュース・広報 - JICA