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ネパール向け円借款貸付契約の調印:ネパール初の道路トンネル建設への支援により運輸交通網の円滑化に貢献

#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs

2026.06.04

国際協力機構(JICA)は、6月3日、ネパールの首都カトマンズ市にて、同国政府との間で、「ナグドゥンガ・トンネル建設事業(第二期)」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、ネパール財務省のダニ・ラム・シャルマ国際経済調整局長と、JICAネパール事務所の松崎瑞樹所長の間で取り交わされました。

署名式の様子

本事業は、国土の大半を山地が占めるネパールにおいて初めて建設される山岳道路トンネルであり、同国の今後の社会・経済発展を支える重要な交通インフラであるトンネル整備の先駆けとなるものです。

2024年の豪雨時には、開通前のトンネルが人々の避難や緊急車両の通行に活用され、土砂災害が頻発する山岳地帯において危険箇所を回避する代替ルートとして、その有効性が広く認識されました。さらに、本事業では、ヒマラヤ山脈特有の軟弱かつ複雑な地質条件に対応するため、日本がこれまで培ってきた高度なトンネル技術が活用されています。

日本とネパールの多くの関係者が力を合わせて推進する本事業は、外交70周年を迎える両国の協力関係の一層の強化につながることが期待されています。

事業概要は以下の通りです。

ナグドゥンガ・トンネル建設事業(第二期)
Nagdhunga Tunnel Construction Project (II)

・国名 (対象地域)
ネパール(カトマンズ郡及びダディン郡)

・事業目的
本事業は、カトマンズと主要都市を結ぶ幹線道路上にあるナグドゥンガ峠にトンネルを建設し、当該区間の運輸交通網を円滑化させることにより、急増する交通需要への対応、移動時間の短縮、通行の安全性向上を図り、もって同地域の社会・経済発展の促進に寄与するもの。

・事業内容
ア)土木工事(トンネル建設、アクセス道路整備、橋梁整備、配電線整備、料金所・管理事務所等建設)
イ)コンサルティング・サービス(詳細設計、入札補助、施工監理、運営・維持管理能力構築支援等)

・借款金額(上限)
57億円

・金利
本体:1.95% コンサルティング・サービス0.55%

・償還期間
30年(うち据置10年)

・調達条件
一般アンタイド

・実施機関
インフラ開発省道路局

SDGs 達成への貢献
ゴール8(働きがいも経済成長も)
ゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)

・今後の事業実施 スケジュール (予定)
1. 事業の完成予定時期:2026年7月(施設供与時を以て事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:雇用済
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:契約済

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