JICAが出資する信託基金“LEAP2”を通じた支援(海外投融資):インドにおけるデジタル教育基盤の拡充に向けた融資
2026.06.18
6月16日、JICAが出資する『アジアインフラパートナーシップ信託基金2 (“Leading Asia’s Private Infrastructure Fund 2”: LEAP 2)』を活用し、アジア開発銀行(ADB)がインド共和国の教育サービス企業Schoolnet India Limited(以下、SIL)との間で総額10百万米ドルの融資契約に調印しました。このうち、5百万米ドルはLEAP2を通じて供与されます。
SIL、ADBおよびJICAが参加した調印式の様子
LEAP2とは、アジア及び大洋州地域のADB投融資対象国において、民間セクターが実施する質の高いインフラ案件を対象として出融資を行うことを目的に、JICAがADBに出資する最大15億米ドルの信託基金です。LEAP2から資金提供されるプロジェクトには、二酸化炭素排出の削減、エネルギー効率の向上、手頃な価格でアクセス可能な医療、教育、通信サービスの提供等が含まれます。
本融資はSILによる公立学校向けデジタル学習インフラの拡充に充当され、コンピューターラボやデジタル教室の整備、ならびに教員のデジタル教育スキルの強化を支援します。インドでは、学校教育におけるデジタル環境の整備が遅れており、コンピューターラボの整備率は約26%、スマート教室の導入は約29%と依然として限定的であることから、教育の質やアクセスに大きな課題があります。
本融資によるデジタル学習環境の導入を通じ、SILのサービス提供能力の向上と質の高い教育機会の提供が見込まれます。また、本事業により、生徒の学習成果の向上に加え、教員の指導力強化や教育の包摂性の向上が期待されるとともに、デジタル教材や効率的な教育手法の導入を通じて教育サービスの質的向上および長期的な教育インフラの強化に寄与することが見込まれます。本事業を通じて教育・デジタルインフラ分野における民間投資の促進可能性も高まり、日本企業のビジネス機会拡大も期待されます。
・SDGsへの貢献
ゴール4(質の高い教育をみんなに)
ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)