ウズベキスタン向け円借款貸付契約の調印: 産業・商業施設や学校・病院などの公共施設に対する省エネルギー機材の整備を通じて、気候変動対策に貢献
2026.06.19
国際協力機構(JICA)は、6月18日、ウズベキスタン共和国の首都タシケント市にて、同国政府との間で、「産業分野における省エネルギー推進事業」及び「公共施設における省エネルギー推進事業」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、ウズベキスタン共和国のジャムシッド・クチカーロフ副首相兼経済・財務大臣と、JICAの吉川尚文理事の間で取り交わされました。
署名式の様子
本事業は、公共施設や産業・商業部門への省エネ機材・設備の改修・導入を促進するもので、2025年12月に初めて実施された「中央アジア+日本」対話・首脳会合の成果として採択された首脳共同宣言(東京宣言)における重点協力3分野のうちの「グリーン・強靭化」を具体化するものです。これにより、ウズベキスタンと日本の友好関係の更なる強化に貢献することが期待されます。
また、本事業の実施は、日本企業が有する省エネルギー技術や日本製機材のウズベキスタン市場への参入機会の拡大につながり、ウズベキスタンのエネルギー消費量及び温室効果ガス排出量削減に貢献することが期待されます。
今回調印した円借款貸付契約が対象とする事業は、以下のとおりです。
案件概要
・国名
(対象地域)
ウズベキスタン共和国(ウズベキスタン全土)
・事業目的
本事業は、ウズベキスタン共和国において、ツーステップローンによる譲許的融資を通じて、産業・商業施設における省エネルギー機材の導入を促進することで、省エネルギーの推進を図り、もって同国のグリーン・エコノミー・トランジションの実現、エネルギー安全保障及び気候変動対策に寄与するものである。
・事業内容
ア)仲介金融機関を通じた省エネ促進のための譲許的な資金供与
イ)コンサルティング・サービス(事業実施管理支援、企業向け省エネ啓発活動等)
・借款金額(上限)
149億6,900万円
・金利
本体:2.40% コンサルティング・サービス0.80%
・償還期間
25年(うち据置7年)
・調達条件
アンタイド
・実施機関
省エネルギー庁
・
SDGs
達成への貢献
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
・今後の事業実施
スケジュール
(予定)
1. 事業の完成予定時期:2030年11月(コンサルティング・サービスの終了をもって事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2026年7月
3. 本体工事:なし
・国名
(対象地域)
ウズベキスタン共和国(ウズベキスタン全土)
・事業目的
本事業は、公共施設において省エネルギー設備の導入や改修を実施することで、省エネルギーの推進を図り、もって同国のグリーン・エコノミー・トランジションの実現、エネルギー安全保障、及び気候変動対策に寄与するもの。
・事業内容
ア)公共施設におけるヒートポンプ等の高効率機器への更新、断熱性能の強化等
イ)コンサルティング・サービス(事業実施管理支援、エネルギー監査・省エネ診断の実施支援など)
・借款金額(上限)
217億8,800万円
・金利
本体:2.40% コンサルティング・サービス0.80%
・償還期間
25年(うち据置7年)
・調達条件
アンタイド
・実施機関
省エネルギー庁
・
SDGs
達成への貢献
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
・今後の事業実施
スケジュール
(予定)
1. 事業の完成予定時期:2032年10月(施設供与開始時をもって事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:2026年7月
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:
調達パッケージ名:機材調達・整備
予定時期:2027年2月