カンボジア向け円借款貸付契約の調印:灌漑・排水施設の改修により農業生産性の向上と洪水被害の軽減に貢献
2026.06.26
国際協力機構(JICA)は、6月25日、カンボジア王国の首都プノンペンにて、同国政府との間で、「プノンペン南西部灌漑・排水施設改修・改良事業(第三期)」を対象として、円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。当日の署名は、オーン・ポンモニラット カンボジア王国副首相兼経済財政大臣と、讃井一将JICAカンボジア事務所長の間で取り交わされました。
署名式の様子(写真提供:カンボジア経済財政省、水資源気象省)
本事業は、プノンペン南西部の農村部貧困地域において灌漑・排水施設等を改修・整備することにより、農業生産性の向上並びに洪水被害の軽減を図り、農民の生計向上に寄与することを目的としています。また、多くの日本企業が進出するプノンペン首都圏の洪水リスク低減にもつながるものであり、日系企業の事業継続性向上や現地の投資環境改善にも貢献します。現地の社会課題解決に加えて、良好なビジネス環境の整備にも資する協力となっています。
事業概要は以下の通りです。
・国名
(対象地域)
カンボジア王国(コンポンスプー州、タケオ州、カンダル州)
・事業目的
プノンペン南西部の農村部貧困地域において灌漑・排水施設等を改修・整備することにより、農業生産性の向上並びに洪水被害の軽減を図り、農民の生計向上に寄与する。
・事業内容
1. 灌漑・排水施設の改修・整備(ローレンチェリー地区、カンダルスタン=バティ地区)
2. コンサルティング・サービス、ソフトコンポーネント(水利組合設立、営農指導等)
・借款金額(上限)
242億3,700万円
・金利
本体:TORF+35bp
コンサルティング・サービス:0.80%
・償還期間
25年(うち据置7年)
・調達条件
一般アンタイド
・実施機関
水資源気象省
・
SDGs
達成への貢献
ゴール1(貧困をなくそう)
ゴール2(飢餓をゼロに)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
・今後の事業実施
スケジュール
(予定)
1. 事業の完成予定時期:2030年5月(施設供与時をもって事業完成)
2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:雇用済
3. 本体工事にかかる国際競争入札による最初のパッケージの入札公示:契約済