ネパール向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:JICAクリーン・シティ・イニシアティブの下、持続的な汚水管理能力開発を推進
2026.07.03
国際協力機構(JICA)は、6月26日、ネパールの首都カトマンズ市にて、同国インフラ開発省との間で、技術協力プロジェクト「持続可能な汚水管理能力強化プロジェクト」に関する実施枠組みに合意、ネパールインフラ開発省のマダブ・プラサド・アディカリ(Madhav Prasad Adhikari)局長と、JICAネパール事務所の松崎瑞樹所長が討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。
署名式の様子
本事業は、ネパールにおける持続可能な水資源管理の実現に向けて、インフラ開発省およびポカラ市の技術・制度・組織面における能力強化を通じ、持続可能な汚水管理システムの構築と他都市への普及を目指すものです。
また本事業は、JICAのクリーン・シティ・イニシアティブに基づく取組への貢献となります。日本は高度経済成長期に急速な都市化を経験し、深刻な水質汚染という課題を乗り越える中で、下水管の計画・建設・維持管理や高度な水処理技術、小型処理施設(浄化槽)の活用など、多様な下水道整備及び維持管理に関する知見を蓄積してきました。本プロジェクトでは、こうした日本の経験をネパールにおける技術基準づくりや人材育成に活かし、今後のネパールにおける都市整備において日本の技術・管理手法が信頼ある選択肢となることを目指します。
・国名(対象地域)
ネパール(カトマンズ市、ポカラ市)
・事業目的
本事業は、ネパールにおける地方政府の下水道施設及びオンサイト処理施設の整備計画・建設・維持管理を対象とするマニュアル/ガイドラインを作成し、ポカラ市における建設・維持管理を行う実施体制を策定するとともに、汚水管理体制にかかる研修を通じてインフラ開発省上下水道局及びポカラ市の能力強化を図り、もってポカラ市における下水道整備・維持管理の体制整備と作成したマニュアル/ガイドライン等の他都市への展開に寄与するもの。
・実施予定期間
36カ月
・実施機関
インフラ開発省上下水道局、ポカラ市
・
SDGs
への貢献
ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)