カンボジア向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:日本の地方自治体の協力により、水道分野の人材を育成し、行政能力を強化
2026.08.27
国際協力機構(JICA)は、8月25日、カンボジア王国の首都プノンペン都にて、同国政府との間で、技術協力プロジェクト「水道行政・水道事業体能力強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。当日の署名は、工業科学技術革新省のシム・シター長官、プノンペン水道公社のイン・サカン総裁と、JICAカンボジア事務所の讃井一将所長の間で取り交わされました。
署名式の様子
本事業は、カンボジアの水道に対して長年協力し、「プノンペンの奇跡」と呼ばれる目覚ましい水道サービスの改善を実現した北九州市の協力を得て、水道行政全般の能力強化と人材育成を行うプロジェクトです。
カンボジアの水道分野には、北九州市の支援も得るなどして、プラントメーカー、商社、建設会社、コンサルタントなど多くの本邦企業が進出し、民営水道の運営、水道施設の建設、デジタル化等に貢献しています。本事業を通じた民営水道の規制や支援に関わる制度の整備、水道の拡張に関する計画の策定、技術基準の整備、人材の育成等によって、さらなる本邦企業の進出につながることが期待されます。
事業概要は以下の通りです。
・国名(対象地域)
カンボジア王国(全国)
・事業目的
本事業は、カンボジア全国を対象として、水道セクターにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の促進、人材育成と計画策定、政策目標の達成に向けた優先事項の促進を行うことにより、水道行政の体制の強化を図るもの。これにより、全国の水道普及と水道サービスの向上に寄与することが期待される。
・実施予定期間
36か月
・実施機関
工業科学技術革新省、プノンペン水道公社
・SDGsへの貢献
ゴール3(すべての人に健康と福祉を)
ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)