フィリピン・エネルギー省と“石油セキュリティ”強化に向け共同声明に署名
そしてクリーンに
2026.10.09
国際協力機構(JICA)は、10月8日、フィリピン共和国エネルギー省(DOE)との間で、石油セキュリティ分野における協力の推進に向けた共同声明(Joint Statement)に署名しました。
本署名は、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合の機会を捉え、髙木啓経済産業副大臣の同席の下、JICAの吉川尚文理事とDOEのシャロン・ガリン大臣によって行われました。
アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合にて
また、これに先立ち行われた ASEANエネルギービジネスフォーラム開会式においては、ガリン大臣よりJICAのエネルギーセキュリティ分野に対するこれまでの協力・貢献に対し感謝状が授与されました。
近年、ASEAN諸国において石油セキュリティ強化の重要性が一層高まる中、JICAとDOEは、アジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ(POWERR Asia)の枠組みの下、フィリピンの石油セキュリティ強化に向けた協力を進めます。日本とフィリピンは、貿易・投資をはじめ経済的な結びつきが深く、フィリピンのエネルギー安定供給を支える体制の強化は、日本を含むアジア地域全体のエネルギー安全保障の観点からも重要です。具体的には、石油の需給状況や備蓄制度に関連するデータ収集・現状分析を行い、フィリピンの状況に適した法制度や実施体制に関する政策提言を行うと共に、人材育成・能力強化、案件の検討や提案に取り組むほか、専門家派遣、現地セミナー、本邦招へいなどを通じて、日本の石油備蓄等に関する知見や経験を共有します。
JICAは、本共同声明を契機としてDOEとの協力関係を一層強化し、日本が長年培ってきた石油の安定供給のための制度の知見を活用した支援を進めることで、フィリピンとASEAN地域のエネルギー安全保障の強化に貢献していきます。