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インドにおける世界最大級のグリーンアンモニア事業を支援(海外投融資):JICAが出資する信託基金“LEAP2”を通じたADB融資、ACCEL認定第1号案件

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs

2026.10.21

10月14日、JICAが出資する『アジアインフラパートナーシップ信託基金2 (“Leading Asia’s Private Infrastructure Fund 2”: LEAP 2)』を活用し、アジア開発銀行(ADB)はインド共和国のグリーンアンモニア*1の生産事業者であるAM Green Ammonia (India) Private Limitedとの間で融資契約を締結しました。本事業はADB及び日本政府が推進する「Action for Creating Energy Security for Long-term Resilience(ACCEL)*2」の認定第1号案件であり、このうち、最大1億米ドルがLEAP2を通じて供与されます。

LEAP2とは、アジア及び大洋州地域のADB投融資対象国において、民間セクターが実施する質の高いインフラ案件を対象として出融資を行うことを目的に、JICAがADBに出資する最大15億米ドルの信託基金です。LEAP2から資金提供されるプロジェクトには、温室効果ガス排出の削減、エネルギー効率の向上、手頃な価格でアクセス可能な医療、教育、通信サービスの提供等が含まれます。

本事業は、インド共和国において、天然ガスを燃料とする既存のアンモニア・尿素製造プラントを、再生可能エネルギー由来の電力を活用したアンモニア生産施設へ転換するための資金に充当されます。アンモニアは肥料や各種産業用途に不可欠な基礎素材である一方、その製造過程では化石燃料が広く利用されており、脱炭素化が世界的な課題となっています。本事業は、年間約110万トンのグリーンアンモニアの生産能力を有する世界最大級のグリーンアンモニア生産施設への転換を通じて、化石燃料由来のアンモニア生産からの転換を図るものです。また、インドにおける新たなグリーンアンモニア輸出産業の創出や、同国のエネルギートランジションの推進にも寄与することが期待されています。

本事業は、温室効果ガス排出量の削減及びエネルギー安全保障の強化にも貢献することが期待されます。また、ADBと日本政府が2026年5月に立ち上げたACCELの認定第1号案件として、グリーン水素・グリーンアンモニア分野への民間投資の促進や市場形成に寄与し、アジア・大洋州地域におけるエネルギー源の多様化及び脱炭素社会への移行を促進することが見込まれます。

  • ※1. グリーンアンモニアとは、再生可能エネルギー由来の電力を利用して生産されるアンモニアであり、化石燃料を原料又はエネルギー源として生産される従来のアンモニアと比べて、温室効果ガス排出量を大幅に削減することが可能なものです。
                              
  • ※2. ACCELは、アジア・大洋州地域の国及び企業がエネルギー価格の高騰に対応し、将来に向けてより強靱なエネルギーシステムを構築できるよう支援することを目的としています。ACCELは、短期的には中小企業を中心とする企業の流動性支援、中長期的にはエネルギー源の多様化及び持続可能なエネルギーシステムへの移行支援、の二つの柱から構成されています。日本政府は、JICAによる信託基金への出資や国際協力銀行(JBIC)等との連携を通じてACCELを支援しています。

・SDGsへの貢献
ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)
ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)

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