パキスタン投資セミナー第二弾を開催 -パキスタンは「隠れた宝石」-

掲載日:2020.10.22

イベント |

概要

会議名:2020年 パキスタン投資セミナー 第二弾
開催日:2020年10月22日(木)
主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)、国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所、パキスタン首相府投資庁(BOI)
共催:独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)カラチ事務所
後援:パキスタン・イスラーム共和国大使館、日本・パキスタン経済委員会、日本・東京商工会議所、株式会社三菱UFJ銀行
場所:オンライン(ZOOM)

主な参加者

首相府投資庁 ファリーナ・マザール 次官
駐日パキスタン大使館 イムティアズ・アハマド特命全権大使
国際協力機構(JICA) 坂本 威午 南アジア部 部長
在カラチ日本国総領事館 磯村 利知 総領事
双日株式会社・カラチ駐在員事務所 水江 誠一 所長
森永乳業株式会社 椎野 工 執行役員 海外営業部長
日本電気株式会社・イスラマバード支店 桑野 竜一 首席駐在員
日本貿易振興機構(JETRO)・カラチ事務所 山口 和紀
JICA投資環境整備アドバイザー 田中 裕子
国際協力機構(JICA)パキスタン事務所 古田 成樹

背景・目的

パキスタン進出を検討している日系企業への情報を行うため。
パキスタン首相府投資庁(BOI)が展開するInvest in Pakistan を支援するため。
日系企業のパキスタンへの進出に際する視点を得るため。

内容

10月22日(木)、国際協力機構(JICA)はパキスタン首相府投資庁(BOI)及び国連工業開発機関(UNIDO)と「第2回パキスタン投資セミナー -進出日本企業が語るパキスタン投資の魅力-」をオンラインで共催しました。去る9月29日に開催した第一弾(注1)の続編となる本セミナーでは、日本とパキスタンの民間企業の参加者約200名に、現地に進出している日本企業のビジネス活動及び日本企業からみたパキスタン投資の魅力についてについてご紹介しました。開催には日本貿易振興機構(ジェトロ)、駐日パキスタン大使館、日本・東京商工会議所、株式会社三菱UFJ銀行様からもご協力をいただきました。

最初にご登壇いただいた双日株式会社様からは、1918年から長期にわたるビジネス経験を踏まえ、親日的な国民性、信頼できる企業オーナー・優秀な技術者の存在、良好な生活環境等が紹介されました。また、繊維や手術道具等の分野で欧米島への輸出実績があることやパキスタン産のマンゴー等他国と比較しても高品質である一方で国内外の輸送分野において伸びしろがあることをご説明されました。続いて、粉ミルクの製造・販売を行っている森永乳業株式会社様からは、2億人を超える人口を有するパキスタンは、その人口増加率の高さもあり、消費財市場としての魅力が高く、パキスタンは「隠れた宝石」との説明がなされました。最後に日本電気株式会社様からは、パキスタンのIT市場の規模が今後10年で約1.5倍に拡大する可能性があること、特に通信分野や生体認証等のセキュリティ分野での事業内容及び今後のビジネスポテンシャルの紹介に加えて、豊富なIT人材を低コストで容易に雇用できるといったパキスタンの魅力等の説明がなされました。また、在カラチ日本国総領事館、日本貿易振興機構(ジェトロ)カラチ事務所からは現地の生活・ビジネス環境と日本企業への進出支援事業の紹介がなされました。

JICAからはJICAの資金協力事業や海外投融資事業を活用したリスクの高い国でのリスクヘッジの方法、民間連携事業による新規市場での事業検討方法やJICAを通じた情報収集や政策提言等の各種機能が紹介され、投資環境整備等の民間セクター開発がパキスタンでの主要な協力分野の一つであるとの説明とともに、日本の民間企業のビジネス展開への期待とサポート意欲が示されました。(注2)
あわせて、JICA投資環境整備アドバイザーがパキスタン(バーチャル)視察ミッションの企画について案内しました。(注3)

資料

【画像】

集合写真