「サステイナブル・カカオとは?-チョコレート選びの新たな視点-」SHIBUYA QWS、開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム、JICAがイベントを共催

掲載日:2021.03.12

イベント |

概要

会議名:「サステイナブル・カカオとは?-チョコレート選びの新たな視点-」
開催日:2021年3月12日(金)
主催:SHIBUYA QWS、開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム、JICA

登壇者(敬称略)

山下 契 JICA ガバナンス・平和構築部 法・司法チーム 企画役

パネリスト

江澤 孝太朗 株式会社コータロー ママノチョコレート代表取締役社長
生田 渉 株式会社立花商店東京支店取締役/TACHIBANA INTERNATIONAL PTE LTD代表取締役社長
白木 朋子 認定NPO法人ACE事務局長・共同創業者

モデレーター

松本 志織 JICA ガバナンス・平和構築部 法・司法チーム 特別嘱託

背景・目的

2020年1月、JICAが主導し、NGO、日本の企業、業界団体等の多くの関係者が集まり、社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業(サステイナブル・カカオ)を目指す「場」として「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」(以下、「プラットフォーム」)が設立されました。プラットフォームではこれまでサステイナブル・カカオに関する様々なイベントを実施してきています。この度、プラットフォーム及びJICAは、広く一般の方々に向けて、「サステイナブル・カカオ」という課題や、その実現のために自分自身にできることを考えるためのきっかけとしていただくことを目的とし、SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)と共催してイベントを開催しました。SHIBUYA QWS運営会社である渋谷スクランブルスクエア株式会社とJICAは2020年7月から連携し、「World Wide Question」という国際課題に問いの感性を広げるプログラムを行っています。今回のイベントも、その一環として実施しました。

本イベントの録画を以下のリンクからご覧いただけます。

内容

イベントは完全オンラインで開催され、参加者は127名に上りました。

サステイナブル・カカオについてあらためて考えるためのきっかけとして、まずは参加者自身から「サステイナブル・カカオとは何か」についてそれぞれのお考えを発信していただきました(ぜひ画像をご参照下さい)。

パネルディスカッションでは、JICA松本がモデレーターを務め、まず、株式会社コータローの江澤 孝太朗氏、株式会社立花商店の生田 渉氏、NPO法人ACEの白木 朋子氏から、「サステイナブル・カカオ」実現のためにそれぞれの分野で取り組まれていることをご紹介いただきました。

その後の議論では、それぞれ立場が異なるステークホルダーが、サステイナブル・カカオの実現という共通の思いを抱き、プラットフォームを通じて「連携」していくことの大切さが強調されました。また、「情熱」を持ち続けることが活動を推進していく原動力として欠かせないことが述べられました。さらには、児童労働やフェアトレードに配慮したチョコレートを誰もがいつも選ばなければ、と考えるのは大変ですが、私たち全員が考え方や行動を少しずつシフトするだけで、商品に求められる価値(Value)が変わっていき、企業や小売業者の行動も変化する、というメッセージが伝えられ、本イベントは幕を閉じました。

資料

投影資料は以下よりご覧いただけます。

【画像】

参加者とともに、「サステイナブル・カカオとは何か」を考えました

【画像】

イベントの様子(主催者はSHIBUYA QWSから配信しました)

ご参考

共催パートナー:SHIBUYA QWS概要

2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)は、その15階にある会員制の共創施設です。【Social Scramble Space/渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点】をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。