アルゼンチン JICAチェア連続講座(全15コマ)成功裡に終了 細野昭雄シニア・リサーチ・アドバイザーによる最終講義兼セミナーを実施

掲載日:2021.11.29

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アルゼンチン時間で2021年11月29日夜(日本時間30日朝)、国立ラプラタ大学(以下UNLP:Universidad Nacional de La Plata、学生数11万人)との連携により実施している、日本研究講座「JICA-UNLPチェア」の2021年度最終講義を兼ねた特別セミナーが実施されました。JICA緒方貞子平和開発研究所の細野昭雄シニア・リサーチ・アドバイザーが登壇し、アルメンゴル副学長、中前在ア日本大使、UNLP大学生、同大の教員/研究者、他大学の日本研究者、ア国外務省職員、政府機関(C/P機関等)関係者、日系社会の有識者(日亜学院理事長他)など、様々方々の参加を得て行われました。

「アルゼンチンと日本:(日本から見た)発展、経済関係と協力」セミナー兼JICAチェア講義 JICA緒方貞子平和開発研究所 細野昭雄シニア・リサーチ・アドバイザー

細野シニア・リサーチ・アドバイザーの講義は、「日本の近代化」を軸に日本の発展、企業活動、 国際協力について豊富な情報量で幅広い解説がなされ、現在との対比で受講者にとって非常に示唆に富むものでした。また、アルゼンチンで推進しているJICAのカイゼンの協力等も紹介され、学術面からの解説もあり素晴らしい講義であったとの評価を得られています。

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セミナーの様子

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アルメンゴルUNLP副学長

2021年「JICA‐UNLPチェア」連続講座の概要(全15コマ)

アルゼンチンのJICAチェアは、2021年5月に開講し、「日本の近代化」を軸に様々な分野で、国内外の著名な講師により15回の講義が実施されました。尚、本チェアは、2021年10月25日にUNLPタウベル学長とJICAチェアを通じた協力についての覚書を締結しており、日亜の関係強化を図るべくさらに拡充していく予定です。

(注)3、5,7,11,14,15は、アルゼンチン国以外の講師が登壇

月日 講師 講義テーマ
1 5月17日 小那覇セシリア
(UNLP日本研究センター所長)
日本の発展史
2 5月31日 Rodolfo Molina
(国立コルドバ大学)
現代日本の政治と政党の歴史
3 6月21日 Carmen Tirado Robles
(スペイン・サラゴサ大学/外務大臣表彰(2018年度))
自由で開かれたインド・太平洋
4 6月28日 小那覇セシリア
(UNLP日本研究センター所長)
日本の近代化における教育の役割
5 7月5日 Francisco Barberán Pelegrín
(スペイン・サラゴサ大学/旭日小綬章(2019))
近代の日本法の形成
6 7月12日 Marian Moya
(国立サンマルティン大学/立教大学博士)
文化財保存と日本の国際協力
7 7月19日 萱島信子
(JICA理事(当時))
日本の近代化における教育
8 8月23日 Paula Hoyos Hattori
(日亜学院短大部校長/UNLP博士)
近代の美学:明治文学への誘い
9 9月6日 Pablo Martínez Lestard
(北海道大学博士)
近代日本における環境と開発
10 9月20日 Guillermo Travieso
(国立ブエノスアイレス大学/中央大学博士号)
日本の経済発展(国家政策、産業組織論、企業経営の連携)
11 10月4日 Facundo Garasino
(JICA緒方研究所/大阪大学博士)
日本の移民と近代化のプロセス
12 10月11日 Verónica Mazzaro
(UNLP/琉球大学博士)
日本の発展と超自然界
13 10月18日 山本ファンカルロス
(元JICAアルゼンチン事務所次長)
日本の国際協力(アルゼンチンにおけるJICAでの経験)
14 11月15日 松本アルベルト
(IDEA代表/横浜国立大学修士、静岡県立大学、獨協大学他/JICA国際協力感謝賞(2017))
和食と健康・国連SDGs(持続可能な開発目標)への貢献
15 11月29日 細野昭雄
(JICA緒方研究所シニア・リサーチ・アドバイザー)
アルゼンチンと日本:(日本から見た)発展、経済関係と協力

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