2022年度「第1回自動車整備分野における外国人材受入・育成に向けた国内連携勉強会」を実施しました

掲載日:2022.03.03

イベント |

概要

会議名:第1回自動車整備分野における外国人材受入・育成に向けた国内連携勉強会
開催日:2022年3月3日(木)
主催:JICA社会基盤部運輸交通グループ第3チーム
場所:JICA本部229会議室・オンライン

主な参加者

開会挨拶

宍戸上級審議役

主催・司会進行

社会基盤部運輸交通グループ第3チーム

登壇企業・団体

株式会社アセアンカービジネスキャリア
京都府自動車整備振興会・商工会
新明工業株式会社
セントパーツ株式会社
株式会社チェングロウス
株式会社トップランク
株式会社みちのりホールディングス

背景・目的

JICAはこれまでも海外において自動車整備士の育成を進めてきましたが、近年、国内の自動車整備業界でも、現役の自動車整備士の高齢化による引退や新たに自動車整備士を目指す若者の減少を背景に、自動車整備士の確保・育成に関する様々な課題に直面しています。そこでJICAは、日本及び海外の自動車整備分野における外国人材育成推進に向けた取り組みの一環として、外国人自動車整備士を積極的に受け入れ活用し、より良い整備事業に取り組む企業のグッドプラクティスや課題を共有し、外国人材を含めた整備士人材育成のあり方について学ぶことを目的とした国内勉強会を開催することとしました。
本勉強会は、2021~2023年度の間、計5回実施される予定です。

内容

2022年3月3日(木)、第1回「自動車整備分野における外国人材受入・育成に向けた国内連携勉強会」を開催しました。勉強会では自動車整備分野において、外国人材の受入・育成に取り組む企業・団体を招き、各社の事業紹介と外国人材の受入や育成に関する取り組みについて発表頂きました。各社発表後には意見交換を行い、今後の自動車整備業界における人材育成や外国人材受入に関する課題が話し合われました。各社からは、外国人材の受入には一定のコストは掛かるものの、受入側がきちんと体制を整え教育を行うことで活躍する人材にもなりえること、日本人スタッフにも好影響を与えることができるとの意見もありました。また、技能実習生から特定技能への積極的な移行や整備士資格を取得する動きも出てきていることも確認できました。(写真1)

一方で、帰国した外国人材が活躍するためには、母国における制度面や労働環境の整備も必要であることが分かり、今後のJICAへの期待が寄せられました。(写真2)

なお、本勉強会の当日の様子は、自動車整備や外国人材の受入に関心をお持ちの企業・団体様から約100名の参加申し込みを受け付け、同時配信されました。アーカイブ動画は以下からご確認いただけます。(写真3)

資料

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写真1

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写真2

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写真3