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チュニジア草の根技術協力「若者・女性を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」のオープニングセレモニー、およびベン・アブダラ会津大学学部長(コンピューター理工学部)によるチュニジアの若者に対する講義

掲載日:2023.01.23

イベント |

概要

会議名:チュニジア草の根技術協力「若者・女性を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」のオープニングセレモニー、およびベン・アブダラ会津大学学部長(コンピューター理工学部)によるチュニジアの若者に対する講義
開催日:2023年1月23日
主催:会津大学およびカルタゴ大学高等情報通信技術学院(ISTIC)
場所:チュニジア、チュニス

主な参加者

高等教育・科学研究大臣 モンセフ・ブクスィール
在チュニジア日本国大使 大菅岳史
カルタゴ大学長 ナディア・ムズギ・アギール
JICAチュニジア事務所長 上野修平
ISTIC学院長 ラザール・マナイ
会津大学教授 麻野篤
会津大学学部長 ベン・アブダラ・アブデラゼク
その他、関係者およびISTIC学生等約50名

背景・目的

JICAは、2022年10月、草の根技術協力プロジェクト「若者・女性を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」を開始するため関係機関との署名式を行いました。

今般、同署名式を終え、会津大学関係者がチュニジアに来訪した機会を捉え、同プロジェクトのオープニングセレモニーを、ブクスィール高等教育・科学研究大臣や大菅日本国大使他の出席のもとで行いました。また、このセレモニーのキーノートスピーカーとして、チュニジア人であり、現在は会津大学にてコンピューター理工学部長を務めるベン・アブダラ教授が登壇し、若い研究者や学生に対して自身の研究内容や日本での研究生活について講義・説明しました。

内容

オープニングセレモニーでは、ブクスィール高等教育・科学研究大臣、大菅日本国大使、アギール・カルタゴ大学長、上野JICAチュニジア事務所長、マナイISTIC学院長からの祝辞があり、その後、会津大学の麻野教授(元JICAチュニジア事務所長)から、プロジェクトの概要説明が行われました。

その後、ベン・アブダラ教授により、同教授が取組んでいる研究の紹介がありました。同教授からは、脳の働きをモデル化したコンピューター(ニューロモーフィック・システム)の説明後、脳は神経細胞がシナプスを介してつながる巨大な通信ネットワークであるとし、この構造を活かしてコンピューターのシステム開発を行うとクラウドへのデータ保存の依存度を下げ、膨大なデータをより良く管理できるなどの紹介がありました。また同教授からは、日本の生活環境ではストレスを感じることがなく、研究者にとって良い環境であるとの紹介がありました。

当日は、カルタゴ大学やISTICの若い研究者や学生ら約50人が参加しており、日本で活躍するベン・アブダラ教授の研究内容や若者に対するメッセージを真剣に聴取する姿がありました。また、同教授による講義後、多くの参加者が同教授にもとに集まり、様々な質問を行っていました。

同教授は、今後3年間続く「若者・女性を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」において中心的な役割を担う予定であり、今後も日本とチュニジアの懸け橋として活躍されることが期待されます。

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式典 JICAチュニジア事務所長

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式典 高等教育科学研究省大臣 祝辞

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講義 ベン学部長1

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講義 ベン学部長2

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講義 聴講するISTICの学生