【草の根技術協力事業】 チュニジアと福島・仙台をオンラインで繋ぎ、オープニングセレモニーを開催しました

2023年1月25日

 JICA草の根技術協力事業「若者・女性等を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」では、チュニジアのICT人材の育成を通じて、若者や女性の起業促進、就業機会の増大や女性活躍の増進寄与に取り組みます。

会津大学×カルタゴ大学の協働事業が本格的に始動!

オープニングセレモニーの登壇者

 2023年1月23日(月)、チュニジアと日本(福島・仙台)をオンラインでつなぎ、カルタゴ大学と福島県/会津大学が協働実施する、JICA草の根技術協力事業「若者・女性等を対象としたICTスタートアップ人材育成の事業モデル構築」のオープニングセレモニーが開催されました。
 現地チュニジアでは、同国の高等教育・科学研究大臣Boukthir氏、駐チュニジア特命全権大使の大菅氏、カルタゴ大学Mzoughi学長、会津大学麻野教授、JICAチュニジア上野所長が対面でセレモニーに参加、日本からは福島県生活環境部国際課の藁谷課長、JICA東北の小林所長がオンラインで参加しました。セレモニーでは、同事業での互いの協働・共創、パートナーシップを確認し、同国の社会課題解決の一助として、本事業への期待が一層高まりました。

本事業の目的と期待されていることは?

対面とオンラインでのハイブリッドセレモニー

 本事業は、カルタゴ大学 高等情報通信技術学院(ISTIC*)と会津大学との連携を通じてISTICの組織能力を向上させ、ICTスタートアップ(起業・創業)に関する人材育成コースを立案・実施することを目的としています。本事業では2025年12月までの3年間に、100人以上の若者及び女性起業家育成を計画しています。また、将来、より多くの起業家が本事業の恩恵を受けられるよう、ISTICはICTスタートアップ(起業・創業)分野における主導的役割を担うことが期待されています。
 会津大学は、「Local to Global, Global to Local」(地域から世界へ、世界から地域へ)を国際戦略として掲げてグローバル化を推進しており、本事業を通じて会津大学内はもちろん、地域の産業育成にもつながることも併せて期待されています。
(*)ISTIC:カルタゴ大学 高等情報通信技術学院(L’Institut Supérieur des Technologies de l’Information et de la Communication)

 JICA東北も本事業を引き続き支援してまいります。