JICAイベント「 Bridging Cultures, Building Careers ーウクライナ人と考える多文化共生ー」の開催について

掲載日:2024.03.23

イベント |

3月23日に、 「Bridging Cultures, Building Careers ーウクライナ人と考える多文化共生ー」と題した日本・ウクライナ交流イベントを開催しました。

概要

日時:2024年3月23日(土) 14:00~16:00
場所:JICA市谷ビル2F 国際会議場
主催:JICA

背景・目的

現在日本に避難し、在留しているウクライナ人の数は2,098人にのぼります(2024年3月20日時点) 。2023年にJICAがウクライナ避難民を対象に実施したアンケートからは、就労支援へのニーズがうかがえました。 そのため、今後ウクライナからの避難民が日本において働くことをより具体的に考えられることを目指し、当イベントを実施しました。

内容

当日は、ウクライナ人や日本人、他国からの留学生など、50人近くの参加を得て、コルスンスキー駐日ウクライナ大使によるスピーチやJICAからのウクライナ支援概要の説明、日本で働くウクライナ人によるパネル講演、参加者同士のディスカッションを行いました。
コルスンスキー大使の講演では、今年2月にJICAが開催したウクライナ復興に関するイベントの成果や、今後の日本との連携の可能性、日本に滞在するウクライナ避難民への期待等について言及がありました。
JICAのウクライナ支援概要の説明では小早川ウクライナ支援室長が登壇し、JICAが今までウクライナに対して行ってきた取り組みと、これからの支援内容について紹介しました。
日本で働くウクライナ人のパネル講演では、実際に日本で就職するまでの経緯、日本で働いた具体的な エピソードや仕事に対する思いを講演者3人から発表しました。
後半のパートでは、参加者が5~7人程度のグループに分かれ、講演内容や日常生活を元にディスカッションを行いました。日本とウクライナの雇用状況の違いや、多様性社会での働き方に関して、経験や思いを各々が共有し、意見交換をしました。
戦争の長期化に伴い、避難民の多くの方々には、帰国の目途が立っていません。今後も、ウクライナ現地や周辺国に加え日本のウクライナ避難民も念頭に置いた多面的なアプローチのもと、引き続き積極的なウクライナ支援に取り組んでいきます。

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コルスンスキー駐日ウクライナ大使の講演

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小早川ウクライナ支援室長によるJICA事業説明

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日本で働くウクライナ人のパネル講演

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活発なディスカッションの様子

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意見を発表する参加者

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集合写真

登壇者

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セルギ―・コルスンスキー
駐日ウクライナ大使

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小早川 徹
独立行政法人国際協力機構

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エリザベータ・ペトロヴァ
八千代エンジニヤリング株式会社

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ポリナ・コルズニナ
株式会社アウトソーシング

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ユリヤ・クリセンコ
一般財団法人パスウェイズ・ジャパン