国際協力70周年「国際協力ミライ会議」

掲載日:2024.05.21

イベント |

パネルディスカッションの様子 (左からアンナーブ大使、多田市長、功能氏、町井氏、石月局長)

パネルディスカッションの様子 (左からアンナーブ大使、多田市長、功能氏、町井氏、石月局長)

概要

会議名

国際協力70周年「国際協力ミライ会議」

開催日

2024年5月15日(水)16時30分~17時45分

主催

(共催)JICA、外務省

場所

JICA市ヶ谷 国際会議場

主な参加者

(登壇者)
小渕優子 衆議院議員・JICA議員連盟(日本の国際協力~特に青年海外協力隊の活動~を支援する国会議員の会)会長
田中明彦 JICA理事長
(パネリスト)
リーナ・アンナーブ 駐日ヨルダン王国特命全権大使
多田一彦 岩手県遠野市長
功能聡子 ARUN 代表
町井恵理 AfriMedico 代表理事、薬剤師、元JICA海外協力隊員
石月英雄 外務省国際協力局長

背景・目的

国際協力70周年を迎える2024年に、開発途上国や日本の開発協力関係者と、ODAの歴史と現状と共に今後のODAで重要となる「共創」「環流」といった価値観を共有し、未来の日本の開発協力の姿を議論する。

内容

本シンポジウムには、日頃からJICAと共に活動している国際協力の実務者の他、政界、経済界、学術界から数多くのご出席をいただきました。加えて、未来の開発協力の担い手である多くの学生も出席し、総勢約140名が参加する国際協力70周年の節目にふさわしいイベントとなりました。

田中理事長の挨拶(「国際協力ミライ会議」シンポジウムにおける田中理事長のメッセージ | JICAについて - JICA)の後、JICA議連会長の小渕衆議院議員よりご挨拶をいただきました。小渕会長は、当選1年目から数多くのJICA海外協力隊を現場で視察されてきた経験から、「一緒に考え、努力し、汗を流してきた70年間の信頼の積み重ねが日本の開発協力である」と述べられ、更なる開発協力の発展を期待するお言葉をいただきました。

続いて、上川外務大臣の国際協力70周年のビデオメッセージを上映しました。

その後、5名のパネリストによる、「共創を通じたこれからの開発協力」と題したディスカッションを行いました。パートナー国であるヨルダンや日本の地方自治体といった異なる立場から、これまでの日本の国際協力の特徴と今後の共創の提案、また、海外協力隊としての現場での経験とその経験を活かしたその後のNPO法人設立の経験に基づく共創の提案、インパクト投資や新たな民間資金動員の可能性など、様々な立場から示唆に富んだ意見が交わされ、今後の開発協力のあり方、途上国の社会課題解決に向けた共創のあり方について、熱のこもった議論となりました。

JICAと外務省は今後も本年中に国際協力70周年をテーマとしたイベントを予定しています。国際協力70周年という機会に、歴史を振り返るだけでなく、今後の日本の国際協力について議論し、発展させていきたいと考えています。

資料

田中明彦 JICA理事長 挨拶

田中明彦 JICA理事長 挨拶

小渕優子 衆議院議員・JICA議員連盟会長 ご挨拶

小渕優子 衆議院議員・JICA議員連盟会長 ご挨拶

上川陽子 外務大臣 ビデオメッセージ

上川陽子 外務大臣 ビデオメッセージ