世界防災フォーラム2025への参加
掲載日:2025.03.19
イベント |
会議名:世界防災フォーラム2025(World Bosai Forum 2025)
開催日:2025年3月7日~3月9日
主催:世界防災フォーラム国内実行委員会 / 国際実行委員会
場所:宮城県仙台市 仙台国際センター(〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地)
司会:西川智JICA国際協力専門員
開会挨拶:
ベルナルド・アレハンドロ フィリピン市民防衛局(OCD)副長官
登壇者:
1. アブドゥラ・アル・マムン バングラデシュ防災救援省(DDM)防災局計画・開発部長
2. メレニア・ツイナサウ フィジー国家災害管理局(NDRMO)上級防災担当官
3. コンスタンサ・リベラ メキシコ国立防災センター(CENAPRED)調整官
4. ベルナルド・アレハンドロ フィリピン市民防衛局(OCD)副長官
5. プラトモ・チャヒヨ・ヌグロホ インドネシア国家災害対策庁(BNPB)防災戦略開発部部長代理
6. アノージャ・セネヴィラトネ スリランカ災害管理センター(DMC)減災調査開発部部長
総評:
1. エリザベス ライリー カリブ災害緊急管理機関(CDEMA)長官
2. ラジェシュ・シャルマ 国連開発計画(UNDP)バンコク地域ハブ アジア大洋州地域 防災チームリーダー代行
登壇者:
1. 小野裕一 世界防災フォーラム事務局代表理事
2. レナート・ソリダム フィリピン科学技術省(DOST)大臣
3. 秋山慎太郎 JICA地球環境部次長兼防災グループ長
4. エリザベス ライリー カリブ災害緊急管理機関(CDEMA)長官
5. テレシート・バコルコル フィリピン火山地震研究(PHIVOLCS)所長
6. ナサニエル・サルバンド フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)長官
7. ベルナルド・アレハンドロ フィリピンOCD副長官
8. モハマド・ナズムル・アベディン バングラデシュDDM防災局計画・開発部課長
9. メレニア・ツイナサウ フィジーNDRMO上級防災担当官
10. カーラ・メンデス・エストラダ メキシコCENAPRED経済社会研究部次長
11. 喜多 功彦 内閣府防災参事官
3月7日から3月9日まで、仙台市の仙台国際センターで世界防災フォーラム2025(World Bosai Forum 2025(WBF2025))が開催されました。
WBF2025は、仙台防災枠組が制定された第3回国連防災世界会議(2015年)が開催された場所で災害リスク削減の解決策に注目し、国内外、産官学民さまざまな立場から情報共有と議論を行い、新たな価値創造と仙台防災枠組みを推進する「場」の創出を目的に、世界防災フォーラム事務局が主催する形で2017年から2年ごとに開催されている防災に携わる市民主体の国際会議です。
今回の会議には、国内外から、国際機関、政府機関、学術研究機関、民間企業、NGO等から延べ5,000名以上、海外から34か国が参加し、セッションやポスターセッション、ミニプレゼンテーションや展示ブースを出展するなどし、仙台防災枠組2015-2030の実施促進に向けて、産官学が連携して取り組むべく、情報交換や、意見交換が行われました。
JICAは、3月8日に主催セッション「防災投資の促進 仙台防災枠組の実現に向けて」を実施し、対面で4か国(バングラデシュ、フィジー、メキシコ、フィリピン)、オンラインで2か国(インドネシア、スリランカ)の防災機関関係者が登壇し、JICA事業を通して取り組む地方防災計画の策定、災害リスク削減や事前防災投資に向けた具体的な取り組みの紹介とその成果や課題について参加者らに共有しました。
同日、フォーラム事務局と共催で特別プレナリー「国際防災推進のための学術・行政と民間セクターとの対話」を実施し、フォーラムに参加した各国の防災行政機関の幹部等と国内外の産官学民の防災関係者、大学等研究機関や民間企業関係者との意見交換、ネットワーク形成の場を創出しました。登壇各国はリスク削減に向けた取り組みと課題、解決策、民間企業への期待などを共有し、参加者らとの活発な意見交換が行われネットワークの形成が促進されました。
加えて、3月8日は国際センター施設内にて仙台防災未来フォーラム2025(仙台市主催)が同時開催され、JICA東北センターがブースを出展し緊急援助隊や防災協力について発信しました。
また、フォーラムの機会を活かし、UNDPバンコクオフィスやフィリピン関係省庁、CEDEMA長官及びUNESCO-IOC太平洋・カリブ地域早期警報担当と面談を実施し、仙台防災枠組みの目標達成に向けた、今後の協力の方向性など意見交換を行いました。
JICAは、引き続きUNDRRが6月にジュネーブで開催予定の「世界防災プラットフォーム会合(Global Platform for Disaster Risk Reduction)」等の機会を活用して、日本の防災の経験に基づくJICA事業の成果等の発信を継続し、仙台防災枠組の実施促進を目指します。
関係機関のイベントに登壇する秋山JICA防災グループ長
JICAセッションに登壇するCENAPREDのリベラ氏
フォーラム事務局共催特別プレナリーの様子
UNDPバンコクとの面談
防災未来フォーラムにおけるJICA東北センター展示ブース
東日本大震災の震災遺構及び復興事業の現場視察
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