海外投融資案件「ラオス・モンスーン風力発電事業」がIJGlobal社のDeal Awards 2023を受賞

掲載日:2024.04.26

イベント |

概要

イベント:Deal Awards 2023 Winners - APAC
日時:2024年4月17日
場所:シンガポール

主な参加者

アジア開発銀行、民間金融機関、インフラ関連事業者、弁護士事務所、格付機関、IJGlobal社、JICA(民間連携事業部)等

内容

国際的なプロジェクトファイナンス専門誌であるIJGlobal - Infrastructure and Project Finance Intelligence主催のIJGlobal APAC Awards 2023の授賞式が、2024年4月17日(水)にシンガポールにて行われ、JICAが最大融資行として支援するラオス・モンスーン風力発電事業が”Renewable Energy Deal of the Year, Onshore Wind”を受賞しました。授賞式には海外投融資案件の形成を担当する部署から安村幸太課長が出席しました。

IJGlobal APAC Awards 2023は、IJGlobal社が2023年にアジア・大洋州地域で形成されたインフラ・エネルギー分野のプロジェクトファイナンスの中から、特に優れた案件を表彰するものです。

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授賞式の様子(左から2人目が安村課長)

JICAの海外投融資事業では、インフラ・成長加速・SDGs達成に貢献する事業を対象分野としており、気候変動対策に資する再生可能エネルギー事業にも注力してきました。今回の受賞案件は、モンスーン風力発電事業向けのプロジェクトファイナンス案件でラオス南東部に位置するセコン県、アッタプー県において、東南アジア最大となる600MWの風力発電所を建設・運営することにより、再生可能エネルギー発電による電力供給の増加を図ります。さらに、売電先のベトナムの温室効果ガス排出量の削減による気候変動対策に寄与するものです。ラオス初の風力発電事業であり、ベトナム電力公社(EVN)にクロスボーダーで売電することから、「対ASEAN海外投融資イニシアティブ」(2019年11月発表)、「アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ」(2021年5月発表)におけるグリーン投資促進に資する、案件の社会的意義が高く評価されています。

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建設が進む風力発電設備

今回の受賞案件は開発金融機関や民間金融機関等との協調融資により実施します。JICAは様々なパートナー機関とのさらなる連携を図りながら、今後もサステナブルファイナンスを拡大し、開発途上国における気候変動対策を含む持続可能な開発目標SGDsの達成に貢献していきます。