8/5(月)東京でモンゴルと日本のオープンイノベーション・共創イベント、Mongolia Open Innovation and Co-creation for SDGs (MICS)2024 in Tokyoを実施しました!
掲載日:2024.08.23
イベント |
開会挨拶を行うJICAモンゴル事務所田中所長
来賓挨拶を行うムンフバット参事官
プレゼンの様子
プレゼン後各ブースで説明する様子
開催日時:2024年8月5日(月) 14:00~18:30(日本時間)
主催:独立行政法人国際協力機構
特別共催:ウランバートル市ビジネス・イノベーション局
共催:モンゴル日本人材開発センター
後援:モンゴル国教育省、モンゴル国デジタル開発・イノベーション・通信省、モンゴル国家族・労働・社会保障省、駐日モンゴル大使館、日本貿易振興機構(JETRO)
実行委員会:帰国留学生の会(JUGAMO)
2024年8月5日に東京・市ヶ谷にて「モンゴルと日本のオープンイノベーション・共創イベント、MICS 2024 in Tokyo」を開催しました。MICSは、日本・モンゴルの社会課題解決及びSDGs達成に向けて、日モ両国の産官学の幅広い関係者が、技術、アイディア、資金等を持ち寄り、イノベーティブな解決策を共創し、協働で取り組むことを支援するプログラムで、2023年から取り組んでいます。
イベント当日はモンゴル側参加者約40名、日本側参加者約100名が集まりモンゴル側参加者よりピッチを行ったほか、意見交換、ネットワーキングを行いました。
今後、8月19日(月)にウランバートル市で開催される日本・モンゴルビジネスフォーラム(仮題)でもピッチを行い、活動支援を継続する10の協働プロジェクトが選定される予定です。選定されたチームは2024年9月から2025年2月までの間、メンタリング、日本からモンゴルへの渡航費の一部補助の支援を受けることになります。また、優良な取組みの協働プロジェクトに対しては、JICA及びスポンサー企業から実施に係る費用の一部を支援します。これらを通じて、モンゴル・日本の社会課題解決及びSDGs達成に向けて、共創と協働を推進していきます。
プロジェクト名 (分野) |
チームメンバー | 概要 |
---|---|---|
自然科学教育機器の製作(教育) | CreatiVision LCC モンゴル国立大学 GER LAB JICA海外協力隊 北海道大学 JICA「工学系高等教育支援事業」 Bayan Khiits Co LTD (Terem brand) NERJ KHIITS LCC |
モンゴルの大学、スタートアップ、NGO、JICA海外協力隊が、高校や大学での理科教育の質とアクセス性の向上のため、生徒の興味を引く理科実験教材を製作し、理系人材を育成。 |
STEMと起業家の少女たち(教育) | Institute for Future NGO Save the Сhildren INGO |
モンゴルと日本のNGOが、ウブルハンガイ県ハルホリン郡の女子中学生を対象に、S TEM(科学、技術、工学、数学)に重点を置いたSBE(学校ベースの企業)プログラムを実施し、地方の少女たちの参加を奨励することで、モンゴルの社会に利益をもたらす科学的、経済的進歩と発展を推進する新世代のSTEMprenuers(女性科学者、エンジニア、起業家)を育成。 |
Eco kids soil creative project(教育) | Educated Initiatives NGO Machaahai LLC Monbiba LLC |
モンゴルのNGO・企業2社が協働し、有機廃棄物をリサイクルすることで、廃棄物の削減に貢献するための啓発活動を実施。 |
日本とモンゴルのドローン共同開発事業 (経済) | 東京大学土屋飛行力学研究室 HAPS研究グループ NESTRA DXモンゴリア |
モンゴルの企業と日本の大学が、災害管理、砂漠化、デジタルツイン等サービスを提供し、モンゴルの広大な草原に自由に飛行実験可能な航空宇宙ゾーンの設置。 |
持続可能な農業と栄養強化のために学校にミニ植物工場を設置(経済) | TANALAB Graduate School of Business (GSB), Mongolian University of Science and Technology (MUST) 早稲田大学ビジネススクール |
モンゴルの大学と日本の大学が、学校内にミニ植物工場を設置し、生産された野菜を学校給食に使うことにより、持続可能なスマート農業と栄養強化を促進。 |
ペット用品の生産・販売(経済) | Natural Mongolia National Network LLC MARIS Trade LLC Urgana Industry LLC Global Nomadic Products LLC Ikh Chandmanit Ochir LLC |
モンゴルの企業3社が、家畜から取れる原材料の使用を最大限に高めるクラスターを結成し、副産物や肉から輸出品質のペット用品を生産。 |
バイオトイレプロジェクト(環境) | モンゴル高専バイオ工学科 スターエンジニアリング株式会社 日本ウエルネススポーツ大学 |
モンゴルの高専と日本の企業及び大学が、首都のゲル地区(人口密集地域)及び地方のゲルキャンプ(草原地域)において、コンポスト分解方式の日本のバイオトイレを普及。 |
中古HEV/EVバッテリーの再利用・リサイクル技術開発とノウハウ交換(環境) | 九州工業大学 北九州アジアカーボンニュートラルセンター モンゴル国立大学 |
モンゴルの大学と日本の大学及び地方自治体が、共同研究や経験共有により、モンゴルに輸入されるハイブリッド電気自動車(年間約6万台)のEVやHEVに使用されている古いバッテリーシステムを再利用・リサイクル 。 |
電気分解によるフィールドラボでの魚の繁殖(環境) | Chuluut Tul NGO Tana Laboratory MUST |
モンゴルの大学と環境系NGOが協働し、アルハンガイ県の河川の生態系を回復し、絶滅の可能性があるアムールイトウ等の繁殖・保護を行うと同時に、漁業と観光により地元住民の収入を向上。 |
"Recycle and Flexible encode RFID Tag Case (環境) | Chipmo INMO Studio |
モンゴルのスタートアップ2社が、製品管理に使用するRFID(非接触自動認識技術)タグのチップに廃棄プラスティックを使用することによりリサイクルを促進する製品を開発。 |
家庭用の雑排水リサイクル(環境) | Tumen Amgalan Ordon LLC ORIENTAL SAVOR LLC CREATIVESION LLC |
モンゴルの大学発のスタートアップと企業が、アパート・戸建てに、排水貯蔵タンク、フィルター、減菌・溶解、ポンプ、パイプ等の設備を設置することにより、グレイウォーター(未処理の生活排水)をトイレの洗浄水としてリサイクル。 |
ソーシャル・エンタープライズ・ハブ「ハーモニー」(社会) | Social Enterprise Association of Mongolia Treelings Oim Nogoon Urlan Foody Brand Ré Paper Studio |
モンゴルのNGOプラットフォームと複数のスタートアップが、ソーシャルエンタープライズ(社会課題の解決をめざす企業)のハブの設立を通じて、ソーシャルエンタープライズの育成・ネットワーキングを推進。 |
手工芸の伝統を通じて障害者の生活の質を向上させるためのプロジェクト(社会) | Bayan Khiits company Terem brand Institute of Archeology of the Mongolian Academy of Sciences |
モンゴルの企業と研究機関が、障害者の技術・収入向上のため、モンゴルの間伐材やリサイクル木材を活用し、QRコード付きの手工芸品を製作。 |
運動障害のある人のための 3D プリントされたカスタムフィット矯正器具(保健) | INMO Engineering LLC Nasha Tech LLC |
モンゴルのスタートアップ3社が協働し、カスタムフィットの短下肢装具(AFO) を3Dプリンターで生産。 |
授乳中のお母さんの乳房ケア(保健) | チューリップ乳房ケアセンター NPO法人BSケア モンゴル国立母子保健センター産婦人科病院 モンゴル国立医科大学看護学部公衆衛生看護学科 |
モンゴルの医師と日本のNPOが、母乳育児を支援するため、乳房ケアにかかる人材を育成。 |
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