モンゴル国にてジェトロ主催、JICA、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、モンゴル・日本人材開発センター共催の本邦企業/団体向けモンゴル・イノベーション・ミッションを実施しました。
掲載日:2024.09.03
イベント |
時期:2024年8月19日~21日
場所:モンゴル国ウランバートル市
主催:日本貿易振興機構(JETRO)
共催:国際協力機構(JICA)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、モンゴル日本人材開発センター(MOJC)
8月19日から21日まで、JETROが主催、JICA、JAXA、MOJCが共催で、モンゴル国ウランバートル市にて「モンゴル・イノベーション・ミッション」を実施しました。2023年12月のビジネスITミッション派遣に続いての実施となり、日本から16社20人が参加しました。本ミッションでは、視察や現地企業との交流を通じて、新規事業のアイデアやオープンイノベーション、企業連携のきっかけ作りを目的に、モンゴルで急成長する宇宙分野に着目して実施しました(JETROビジネス短信での紹介ページはこちら)。
1日目は、JICAモンゴル事務所を訪問し、ミッション事務局からプログラムの説明、JICAモンゴル事務所からモンゴルの概況や民間セクターを中心としたJICA事業について説明しました。その後、KDDI連結子会社でモンゴルの総合通信事業の最大手モビコム(MobiCom)を訪問し、モンゴルの事業環境や事業戦略について説明を受けました。また、JICA他が主催する「日本モンゴル国際ビジネスイノベーションフォーラム2024」(ビジネスフォーラム2024)を見学しました。本フォーラムでは、両国間の輸出振興、 貿易 ・ 投資促進、SDGsビジネス、ICT・デジタル産業振興、イノベーション等をテーマに日本とモンゴル側の企業や団体にて、パネルディスカッションや発表が行われ、日本から約100名、モンゴルから約400名が本フォーラムに参加しました(本フォーラムの詳細はこちら)。また、本フォーラム中に開催された「モンゴルの社会課題解決を目指したオープンイノベーション(MICS2024) 」の中での日本とモンゴル企業/団体による社会課題解決に向けたプレゼンテーションも見学しました(MICSの詳細はこちら)。
2日目、3日目は、デジタル開発・イノベーション・通信省、現地アクセラレーターのカイト・モンゴリア(KITE Mongolia)、現地大手金融機関の貿易開発銀行(TDB)、モンゴルDX促進協会(DX Mongolia)、現地フィンテック企業のアンドグローバル(AND Global)、宇宙開発ベンチャーのオンドスペース(ONDO Space)などを訪問し、モンゴルの投資環境、宇宙分野を含む現地のスタートアップ企業の活動状況、金融環境等についての説明を受け、イノベーション創出に必要な現地情勢への理解を深めました。ミッション最後には「ジェトロ・イノベーション・ミッション・ネットワーキング」を通して、ミッション参加者からのリバースピッチと現地企業や団体と活発な意見交換や商談を行いました。
本ミッション参加企業からは、「非常に多くの現地企業や関係者と面識を持つことができた」、「モンゴル現地の状況を肌で感じ取ることができ、理解が深まった」、「さっそく事業連携について具体的な提案があり、モンゴル側の積極的な姿勢を感じた」など、前向きなコメントが多くありました。
1 モンゴルの社会課題解決に向けて、日モ両国の産官学から技術、アイディア、資金等を持ち寄り、協働を支援する共創プラットフォームです。24年8月19日に実施された「日本モンゴル国際ビジネスイノベーションフォーラム2024」を通じ10 のプロジェクトが採択されています。主催はJICA、ウランバートル市イノベーション局です。 正式名称は「Mongolia Open Innovation and Co-Creation for SDGs(MICS)2024」、通称「MICS(ミックス)」です。
日 | 時間 | 行程 |
---|---|---|
8月19日(月) | AM |
|
PM |
|
|
夜 |
|
|
8月20日(火) | AM |
|
PM |
|
|
8月21日(水) | AM |
|
PM |
|
|
夜 |
|
日本モンゴル国際ビジネスイノベーションフォーラム2024の様子
ミッションの最初、JICA事業を紹介する様子
Mobicom社での説明を聞く様子
ネットワーキング冒頭の井川原賢・駐モンゴル日本大使によるご挨拶
モンゴル人初の宇宙飛行士、ジェクテルデミット・グルラクチャー氏によるご挨拶
ネットワーキング後の懇親会の様子
scroll