2024年11月18日~11月22日:第8回保健システム研究グローバルシンポジウム(HSR2024)が成功裏に閉幕
掲載日:2024.12.19
イベント |
会議名:第8回保健システム研究グローバルシンポジウム(The 8th Global Symposium on Health Systems Research 2024: HSR2024)
開催日:2024年11月18日~11月22日
共催(開催地運営委員会):JICA、長崎大学、国立国際医療研究センター、長崎市、WHO 健康開発総合研究センター(神戸)、日本国際交流センター、グローバルヘルス市民社会ネットワーク、長崎国際観光コンベンション協会、日本国際保健医療学会、アジア開発銀行駐日代表事務所
場所:長崎県、出島メッセ長崎
世界113の国と地域から1,500人を超える研究者および実務者など
保健システム研究グローバルシンポジウム(HSR)は、保健政策・システム研究(Health Policy and Systems Research:HPSR)に特化した世界最大の会議であり保健システムグローバル(HSG)が2年ごとに開催しています。世界各国から1,500名を超える研究者・実務者が参加し、保健システム強化によるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(Universal Health Coverage: UHC)の達成やパンデミックへの予防・備え・対応(Pandemic Prevention, Preparedness and Response: PPR)のためのグローバルな枠組みの構築・強化等の課題について、科学的・実践的な観点から包括的かつ詳細に議論しています。長崎での開催となるHSR2024は、「プラネタリー・ヘルス(planetary health)」という視点を通して、気候変動と健康という課題にも焦点を当てています。 HSR2024は、HPSRの世界的な交流と推進のためのプラットフォームを提供するもので、グローバルヘルスにおける日本の指導的役割を示す機会でもあります。
日本初開催となる第8回保健システム研究グローバルシンポジウム(The 8th Global Symposium on Health Systems Research 2024: HSR2024)には、世界113の国と地域から1,500人を超える研究者や実務者が参加し、全体テーマ「公正で持続可能な保健システムの構築: 人々を中心として地球を守る」の下、以下の視点で議論が行われました。
JICAは開催地運営委員会の一員として、会議の日本招致および全体企画に貢献したほか、8件のサテライトセッションを主催しました。また、アフリカ、アジアの協力相手国関係者や職員、国際協力専門員らが、各種セッションやミニイベント、展示ブースを通じて日本政府のグローバルヘルス戦略やG7広島サミットの成果文書等にも沿ったJICAの現場での取り組み等を発信しました。閉会式にはJICA井本理事が登壇し、5日間の議論の総括と公正で持続可能な保健システム構築へのJICAのコミットメントを表明しました。
JICAは、開発途上国の現場での協力事業を着実に推進することに加え、グローバルヘルスへの貢献を戦略的に発信することで保健政策やシステム研究の専門家との議論を深め、その過程で得たネットワークと知見を事業に有効に活用するための努力を続けていきます。
JICAサテライトセッションの様子1
JICAサテライトセッションの様子 2
JICAミニイベント開催の様子
JICA展示ブースの様子
閉会式に登壇するJICA井本理事
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